高校受験を成功させるために、最も重要になるのが内申点です。もし公立高校を志望しているのなら少しでも高い内申点を取らなければいけません。
しかし、家庭教師としてご家庭と接していると内申点について知識が足りないと感じることがあまりに多いように思えます。
正しい知識を持ち、正しく対策を行うことが合格への最短距離です。この記事ではこれまでお話しした内申点に全てをまとめてご紹介します。
Contents
内申点の基礎知識
内申点とは?
内申点とは、お子様の成績表に書かれている各教科の評定を合計したものです。つまり、3とか5とかの成績を全部足したものです。
高校受験では、内申点と当日の入試テストの合計点で合否が決まります。それほど重要なものなので、中学では常に高い内申点を取ることを目指して勉強を進めなければいけません。
換算内申って知っていますか?
各教科の評定を単純に合計して求められる内申点を素内申と言います。
面倒なことに、内申点にはもう一つ換算内申と言われるものがあります。
換算内申は各都道府県ごとに素内申に計算を加えた値で、公立高校受験ではこの換算内申が使われます。
お住いの都道府県での計算方法を知り、素内申と同様に換算内申も把握しておかなければいけません。
素内申、換算内申を計算してみよう
お子様の素内申、換算内申は常に把握しておかなければいけません。計算方法も知っておきましょう。
素内申は各教科の評定を足すだけです。各教科5点満点の評定が9教科ありますから満点は5×9=45点になります。
換算内申の計算方法は、各都道府県によって異なります。例えば東京都は副教科の評定を2倍して加えます。お住いの地域での計算方法を調べて、計算できるようにしておきましょう。
内申点の平均は30
お子様の内申点がどれくらい良いのか、悪いのか気になりますが、内申点の東京都の平均は約30です。オール3だと内申は27ですから、オール3より少し高いぐらいになりますね。
内申点には加点がある
英検や漢検の3級や準2級を持っていると、内申点に+1や+2の加点を受けられる高校が多くあります。他にも部活動で素晴らしい成績を残していたりすると加点を受けることができます。
もし志望校で英検や漢検で加点を受けられるのなら、2年生など早い段階からテストを受けて加点を狙うのもいいかもしれません。
内申点と部活は関係ない
よく「部活を頑張れば内申点は上がる」と思われる方がいますが、基本的に部活と内申点は関係がありません。
内申点を上げるためには、部活を頑張りながらも定期テスト対策を計画立てて行う必要があります。
内申点は取りやすい中学と取りにくい中学がある
入学した以上もうどうしようもない話ですが、事実として内申点が取りやすい中学と取りにくい中学があります。
例えば同じような学力でも内申点が40になる中学と内申点が35になる中学があるのです。
内申点と高校受験との関係
内申点は高校受験に大きく影響し、合否を左右します。
ただ受験の種類によって内申点がどのように使われるかは異なりまし、どれくらい重要度も増します。
複雑なところもありますが、正しい知識を知り、正しく内申点対策をしていかなければいけません。ご自分で志望校の情報を調べることも忘れずに。
【重要】内申点が高校受験に与える影響は?
高校受験では私立入試・公立入試があり、それぞれに推薦入試と一般入試があります。
大まかにその4種の入試で内申点の扱いは異なります。「公立は内申が大切、私立は内申がいらない」と思っている方が多いと思います。それは大体あっていますが、私立でも推薦入試では内申点は合格判定に使われます。
一度、それぞれの入試における内申点の扱いをしっかりと把握しておきましょう。また、高校によって扱いは異なるので受ける可能性のある高校の入試情報は必ず調べなければいけません。
内申点が低いと入試に大きな影響がある
内申点は高校受験の合否を左右します。
もし内申点が低いと、公立高校の一般入試ではそれを挽回するほどの高得点を当日のテストで取らなければいけません。私立・公立共に推薦入試ではそもそも合格自体がかなり厳しくなります。
このように内申点が低いと高校受験では大きなハンデを負うことになってしまいます。
内申点が志望校の基準に足りないとどうなる?
模試会社は公立高校の合格者の平均的な内申点を調べ、合格の基準となる内申点を発表しています。その基準の内申点を下回ると入試で不利になるというものです。
高校の基準の内申点に足りていないと合格の可能性は低くなるので、志望校を下げるか、落ちる覚悟でそのまま受けるかという判断をすることになります。
内申点が悪い、落ちた
「内申点が悪い」「1年生まで良かったのに、2年生に入ってからどんどん落ちる」ということはよくあります。
高い内申点を取り、ずっと入りたい高校に合格するためには、内申点が悪い原因を見つけ出し改善しましょう。
内申点が悪くなる理由
内申点が落ちてしまう理由は
- 部活などで忙しくなり、勉強時間が減ったり集中力が落ちる
- 学年が上がって内容が難しくなり、理解が追い付かなくなる
このどちらかであることがほとんどです。
勉強時間が減ったり集中力が落ちている場合は切り替えを意識した勉強法を、難しい内容を理解できない場合は時間をかけた丁寧な勉強法へ変える必要があります。
2,3年生から内申点がどんどん下がる原因
「1年生の頃は定期テストの点数も内申点も良かったのに、2年生からどんどん下がっている」こんな悩みを持たれる方は多いでしょう。
1年生の範囲は簡単で、勉強量も少ないので適当に勉強していても良い成績が取れます。しかし、2,3年生になると適当では歯が立たないので内申点はどんどん下がっていってしまいます。
2,3年生でも内申点を維持するためには、常に高得点が取れる計画的な定期テストの勉強法を身につけなければいけません。
内申点を上げるためには
【人気記事】内申点を5上げるためにやるべきこと
「内申点は簡単には上がらない」と思われる方が多いですが、私からすれば正しいやり方で努力すれば簡単に上がります。
私は家庭教師として多くの中学生を指導してきましたが、定期テスト対策の指導と内申点アップには自信があり、これまで100%成功しています。
次の学期から内申点を上げるためのコツは、
- 副教科(実技教科)に力を入れる
- 評定が低いものから手を入れる(4より3のものを上げる)
- 計画的に定期テスト対策を行う
という3つ。私が別記事で詳しく解説している定期テスト対策法と合わせて書いてある通りに実行してもらえればお子様の内申点は上がるでしょう。
オール5を取る方法
最難関校を目指すのなら、全教科オール5、または主要5教科はオール5を取らなければいけません。
オール5を取るためには、基本の勉強法は変わりませんが、勉強量が桁違いに。問題集を4周はしたいところです。
また、先生からの印象が悪いようではオール5を取ることは難しいでしょう。
アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。
TwitterとLINEより最新情報や季節ごとのお役立ち情報をお伝えしています。
合格率100%!
高校受験合格の秘訣を教えます
塾だけで合格できますか?
家庭教師としてこれまで指導してきた子を全員志望校に合格させてきました。
受験で志望校に合格するためには、お子様とご両親が正しい考え方で長期的な戦略を立てること、そして入試で1点でも多く点数を取るためのテクニックを身につけることが大切です。
しかし、そういった実戦的なコツは塾では教えてくれません。
塾に通って言われるまま勉強をするだけでお子様は志望校に合格できそうですか?
対策講座でお教えする全ての内容は今のままでは届かないワンランク上の志望校への合格を後押しするでしょう。
合格率100%の指導の秘訣をお教えします。