子供の内申点が、第1志望の公立高校の基準に全然足りない。。。低くても受かるの?それとも志望校を下げたほうが良いの?
「3年生の内申点が出たけど志望校の内申点の基準に届いていない」というのは非常によくある話です。
このまま志望校を受けて良いのか?それともレベルを下げた方が良いのか?悩まれることでしょう。
1番の問題は「このままで受かる可能性があるのか、ないのか」ということです。見当もつきませんし、少しでも受かる可能性があればそちらに引っ張られてしまうものです。
しかし、多くの受験を見てきた私からすると、現在の状況を正しく捉えて志望校を決めることが1番お子様のためになると思います。
そこで今回は、私の指導経験を踏まえながら
- 内申点が志望校に足りなくても受かるのか?
- 内申が足りないときに志望校決めについて
についてお話ししたいと思います。
これまでの生徒の受験から、実際受かるのかどうかということもお話しするので、参考にしてみて下さいね!
Contents
テストの点数で挽回すれば合格はできる
内申点が足りなくても、当日のテストで高得点を取れば合格できます。
公立高校の一般入試(推薦じゃない入試のこと)は内申点と当日のテストの点数の合計点で合否が決まります。
合計点が全てなので内申点が他の受験生より低くても入試で周りを上回る点数を取れば合格は可能です。
*参考 都立高校入試の合否判定は
内申点(3割)+入試の点数(7割)
テストが7割だったら全然挽回できそうじゃない?
しかし、入試本番で逆転をするのは思っているよりも難しいという現実があります。
入試で挽回することは現実的に可能か?
理論的には、どんなに内申点が低かろうが、それを上回る点数を入試本番で取れば合格することができます。
しかし、私の経験上ではそのような逆転合格を果たす子は少ないです。それには次のような理由があると考えられます。
内申点が低いのに、平均以上に点数が取れるの?
内申点が低い理由は「定期テストが上手くいかなくて」というのが大半だと思います。
そして、定期テストが上手くいかない原因は詰まるところ学力不足です。一般的に内申点が取れていない子は学力が足りていません。
学力不足が原因で内申点が取れなかった子が、入試で挽回するほどの高得点を取れるでしょうか?
ほとんどの場合は無理でしょう。私の生徒で内申点が足りていない子に過去問を解かせてみると合格者最低点にすら届いていませんでした。
内申点が低くても学力がある子もいる
ただ、内申点が低くても挽回できるような学力がある子もいないわけではありません。
私の生徒でも学力が十分にあるのになぜか内申点が低い子がいました。
その子は過去問を解かせてみると合格者最低点を超えていたので合格できると思い、受験することを後押ししました。
受かるかどうかは過去問を解いてみて判断しよう
学力があるかどうかはどうやって判断すれば良いの?
学力があるかどうか判断するのには志望校の過去問を解いてみましょう。
志望校の過去問を12月頃に解いてみて、合格最低点を余裕を持って超えられるようであれば本番の入試で挽回できる可能性は十分にあります。
過去問を解いてみて、合格者最低点に届かないようであれば合格はかなり難しいと言えます。(過去問では本番の入試よりも高い点数が取れます)
模試の結果も参考になるので、合わせて参考にしてみてください。
塾の先生などの意見もよく聞こう
「少しでも受かる可能性があればそちらを信じたい。」「考えれば考えるほど受かる気がしてきた。」というように、一生に一度の受験ですから客観的に評価するのが難しい状況に陥っている方も多いと思います。
そこで、塾の先生など受験に詳しくてお子様の学力を把握している方の意見もぜひ参考にしてみてくださいね!
内申点が志望校に足りないときの3つの対応
結局志望校はどうすれば良いの?
内申点が足りないとき、志望校をどうするかについては次の3つの対応のどれかを取ることになります。学力に合わせて、このどれかを選択することになります。
1.そのまま合格を目指して受ける
1つ目は、そのままの志望校で合格を目指して受験するパターンです。
過去問を解いてみて合格できそうだと思った子はこのパターンになるでしょう。
ただし、絶対に公立高校に進学して欲しい場合には大きな賭けになります。
2.私立を確保してチャレンジする
2つ目は、私立で進学しても良いと思う学校を確保したうえで志望校にチャレンジするパターン。
過去問を解いてみて微妙だけど、私立に進学することになっても良いので志望校を受けておきたいという状況になります。
ここまで志望校を目指して勉強をしてきたのだから、少しでも可能性があるなら受けておきたいと感じられる方も多いのではないでしょうか。私立に行くことになっても「受けておいてよかった」と感じられる方も多いようです。
ここまでの2つは結局受けるという決断です。体感では内申点が基準より2~3低いくらいだと合格は狙えます。
なぜなら過去問演習を戦略的に行うことでこの差は逆転できるからです。
多くの子は過去問演習では合格点を越えているかだけを気にしています。
でも、過去問を通して出題傾向を見抜いて本番のテストの解き方をあらかじめ考えたり、受験テクニックを身につけることで直前期でも点数を大きく上げることができるんです。
例えば問題を解く順番を変えるだけで10点上がる子もいます。
過去問分析・解き方や受験テクニックなどは高校受験完全攻略法で余さず解説しているので気になる方はそちらも見てみくださいね。
3.公立高校のレベルを下げる
3つ目は、公立の志望校のレベルを下げる選択肢です。
過去問を解いてみて受かりそうにないし、公立高校には進学して欲しい方が当てはまります。受ける前から諦めることになるので非常に勇気のいる決断です。
実際には受験が始まると私立高校が全然受からず、すっかり自信を失って直前で取り下げを行うというパターンが多いように感じます。
まずは内申点を上げることを考えよう
ここまで内申点が足りない場合のお話をしましたが、まだ1学期の内申点しか出ていないのならまずやるべきは2学期の内申点を最大限上げることです。
これまで必死に対策をしてきたけど、全然上がらないの!
内申対策は間違った方法ではどんなに努力しようと、ほとんど上がることはありません。
こちらの記事で私が生徒の内申点を上げる方法を解説してるので、ぜひ参考にして最後の2学期に臨みましょう!
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塾だけで合格できますか?
家庭教師としてこれまで指導してきた子を全員志望校に合格させてきました。
受験で志望校に合格するためには、お子様とご両親が正しい考え方で長期的な戦略を立てること、そして入試で1点でも多く点数を取るためのテクニックを身につけることが大切です。
しかし、そういった実戦的なコツは塾では教えてくれません。
塾に通って言われるまま勉強をするだけでお子様は志望校に合格できそうですか?
対策講座でお教えする全ての内容は今のままでは届かないワンランク上の志望校への合格を後押しするでしょう。
合格率100%の指導の秘訣をお教えします。