公立高校の受験時に内申点が足りない。でも合格の可能性があるなら志望校は受けたい。すると、何点までなら低くても良いの?という疑問が生じるのは当然ですよね。
あくまで合格は内申点と筆記試験の合計点で決まりますから、内申点が多少低くても筆記試験で挽回できるなら合格可能性は十分にあります。
内申点が何点まで低くても良いのか?というラインを考えるためには、この合計点がどのようにして計算されるのかを知り、当日のテストで何点を取ればいいかを考えれば、合格できるかどうか見えてきます。
例えば東京都では、各教科の素内申(45点満点)の中から副教科だけを2倍した換算内申(65点満点)を算出します。次にその換算内申を300点満点の調査書点(65点満点の換算内申を300点満点になるように数値を掛ける)に変換します。この調査書点と、5教科500点満点の筆記試験の点数を700点満点に変換したものを合計し1000点満点とします。この1000点満点中、何点取れたかで合否が決まります。
詳しいことは知りたい人だけが知っていればいいのですが、要するに東京都では
主要5教科の内申点の1点はテストでの3.3点
副教科(実技教科)の1点はテストでの6.6点
に値するということです。
この点数の分だけ当日のテストで挽回することができれば合格です。
問題は何点挽回できるか?という点ですが、良くて10点ほどでしょう。
ですので、内申点に直すと、2,3点は低くても合格可能性があるということになります。
もちろん内申点が低い割に学力が高い子、内申点が高い割に学力が低い子がいるので事情は異なりますが、大体2,3点というのがラインになってくるでしょう。
このQ&Aについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
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A. 学力次第ですが基準より2,3点低いと志望校を下げることを考えた方が良いと思います。