中学受験で思うような結果が出なかったので高校受験に切り替えよう! でも、中学受験と高校受験は違うと聞きます。。。?
中学受験で思うような結果が出ず、気持ちを切り替えてお子様と一緒に高校受験での進学校合格を目指される方も多いでしょう。
ただ、中学受験と高校受験は様々な点で違う受験だという話を聞いたことも多いのではないでしょうか。
実際、中学受験と高校受験は異なる点が多く、中学受験と同じ感覚で取り組むと上手くいかないことも出てきます。
そこで今回は高校受験生を主に指導してきた管理人が
- 中学受験と高校受験の違い
- 高校受験に向けた対策ポイント
についてお話しします。中学受験をして、これから高校受験を迎えるお子様をお持ちの方はぜひ参考にしてみて下さいね!
Contents
中学受験と高校受験の違い
中学受験と高校受験の違いは挙げればキリがありませんが、中でも知っておいて欲しい点を紹介します。
1.内申点が合否判定に使われる
まず知っておくべき大きな違いは内申点が合否判定に使われることです。
内申点とは成績表を点数化したものです。高校受験は、公立高校や一部の私立高校ではこの内申点と当日の試験の合計点で合否が決まります。
しかも内申点の割合は大きく、公立高校では3割を占めることが多いです。
内申点や高校受験への影響については詳しく解説している下の記事をご覧ください。
2.親の受験から自主的な受験へ
2つ目は親の受験から子供が自発的に行う受験に変わることです。
「中学受験は9割が親の力」とよく言われますね。これは勉強する意味も分からない小学生に、親が無理やりにでもやらせているという面があるからでしょう。
しかし、中学生になると自分で将来のことを考え自分のために勉強をするようになります。
「あの高校のこんなところが好きで通いたいから勉強しよう」「将来留学したいから英語教育に力を入れているあの高校を目指そう」
自分のために、自分の責任で、自分で頑張るのが高校受験になります。(なので宿題をやらなくても怒られないことも多いです!)
とは言ってもまだまだ全てを自分一人でできるわけではないので親のサポートは欠かせません。
勉強をやらせる役割から、子供を見守りながらサポートする役割へ親の立ち位置が変わるのが大きな違いの1つだと私は思います。
3.発想力より反復演習
中学受験は発想力や頭の良さが求められる出題が多いですが、高校受験では何度も反復演習をしていけば解くことのできる出題が多いです。
つまり、高校受験ではコツコツと勉強をしてたくさんのことを覚えることで合格することができます。
中学受験ではどうしても上位校は届かなくても、高校受験では地道に勉強をしていれば上位校でも狙うことができるかもしれません。
4.受験科目に英語が加わる
高校受験からは受験科目に英語が加わります。
英語は得意、苦手が大きく出る教科で、点数次第で合計点がガラリと変わってきてしまいます。
また、英語は大学受験でも最も重要な教科になるので、中学では力を入れて学ばなければいけません。
例外:偏差値が違う?
「中学受験と高校受験では偏差値が違う」
具体的には高校受験は中学受験より10~15高く出るという話をよく聞きます。しかしこれには注意が必要です。
そもそも偏差値とは一緒に同じ模試を受けた人たちの中での自分のポジションを示す値です。なので中学受験でも受ける模試によって変わってきます。
中学受験の模試を受けるのは一部の教育熱が高いご家庭の子ですから受験者のレベルは高く偏差値は低めに出ます。
高校受験は全ての子が受けますから受験者の平均レベルは下がり、偏差値は高めに出ます。
そのため高校受験の模試の偏差値は中学受験の偏差値より高くなります。
しかし、偏差値とは受ける模試によっても大きく変わってくるので、受験者層が全く異なる中学受験での偏差値と高校受験の偏差値を比べることはできませんし、何の意味もありません。
「中学受験では偏差値50くらいだったから偏差値65くらいの高校を狙えるかな?」「中学受験では50だったのに、高校受験でも55だから学力は下がってる?」
こういった議論は無駄なので、偏差値が気になるなら模試を受けましょう。
偏差値について詳しくはこちらの記事で解説しているので参考にしてみて下さいね。
高校受験を乗り越えるコツ
では、高校受験はどのように攻略していけばいいのか?いくつか気を付けて欲しいポイントを解説します。
学校の成績に気を付ける
まずは学校の成績に気をつけましょう。
公立高校への進学を考えている場合には内申点が生命線になります。内申点は定期テストでほとんど決まるので、毎回の定期テスト対策にはかなり力を入れることになります。
体育、美術などの副教科(実技教科)の成績が重視されることもあるため、こちらにも力を入れなければいけません。(東京都など)
また、遅刻や欠席にも厳しいので基本的に無遅刻無欠席を目指すようにしましょう。
中学受験では小6の後半の授業を欠席して塾の勉強をする子も珍しくありませんが、中学でそれをやると一部の私立高校しか合格を狙えなくなるでしょう。
部活の中でも規則正しい勉強習慣を持つ
中学に入ると多くの子が部活で忙しい生活を送ることになり、高校受験では部活と勉強の両立がカギとなります。
そのため、忙しい生活の中でも無理のない範囲で続けられる勉強習慣を持つようにしましょう。
3年生から頑張るのではなく、1年生の頃からコツコツと積み上げる。こうすることで合格は確実に近づきます。
おわりに
今回は中学受験と高校受験の違いについてお話ししました。
どのような点が違うのか、高校受験に向けてどのような対策を行っていけばいいか分かってもらえましたか?
個人的に高校受験は頑張った分だけに結果に結びつきやすい受験だと思っているので、やる気があるのならぜひ理想の高校を目指して頑張ってみて欲しいと思います。
まずは定期テスト対策から始めることになるでしょう。このブログではたくさんの情報を発信しているのでぜひ他の記事も読んでみて下さいね!
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