高校受験勉強のスケジュールとお子様に合わせた立て方を解説します。
この記事を読めば、高校受験勉強の見通しを立てることができます。
高校受験勉強ってどんなスケジュールでやっていくのか分からない!
高校受験勉強は長い期間勉強することになるのでスケジュールを立てるのが難しいですよね。一体どんな予定で勉強を進めていけばいいのか気になると思います。
そこで今回は多くの受験生を教えてきた私が
- 学力別の高校受験生の年間スケジュール
- お子様に合ったスケジュールの計画方法
についてお話しします。
紹介した通りに勉強を進めれば他の受験生から遅れることはありません。ぜひ参考にしてみて下さいね。
Contents
中1、中2の年間スケジュール
中学1、2年生は定期テスト対策を行いましょう。そのため年間スケジュールは特にありません。
1,2年生から本格的に高校受験勉強を始める必要はありません。学校生活を楽しんでもらえればと思います。
その分定期テスト対策だけはしっかりと行い、高得点を取っておきましょう。定期テスト対策で身につけた基礎知識が3年生での受験勉強に活きてきます。必ず勉強をサボらないようにしてくださいね。
3年生の年間スケジュール
3年生の1年間で勉強すべきこと
スケジュールを考える前に、中3生が受験までに勉強するべき内容を確認しておきましょう。
高校受験勉強でやる内容は次の2ステップに分かれます。
- 中学3年間の全範囲の復習をして基礎学力をつける
- 基礎が身についたら発展問題、過去問を解き始める
まず3年生の内容を先取りして学びます。中学校のペースだと受験直前でようやく授業が終わります。あまりに遅いので先に終わらせなければいけません。
次に3年間の総復習を行います。3年間の内容を学び終えても忘れていることも多いので、このままでは過去問演習に取りかかることはできません。そこで3年間の総復習をして基礎を固めます。
基礎を固め終わったら発展問題を解き始めたり、過去問など実践的な演習を始めたりします。受験に向けてさらに得点力を磨きます。
つまり、中3の1年間でやるべきことは大きく次の3つになります。
- 3年生の先取り
- 3年間の総復習
- 発展問題、過去問演習
進学校を狙う子の年間スケジュール
偏差値60以上の進学校を狙いたい子
- 毎回の定期テストは80~90点
- 公立の上位校が第1志望
進学校への進学を考えている子は次のような年間スケジュールになります。
2年生の春休み~5月 | 3年生の内容の先取り |
---|---|
6月から夏休み | 3年間の総復習 |
夏休み明け~受験まで | 様々な高校の過去問演習や発展問題 |
3年生の先取りは5月、遅くとも7月までに終わらせます。夏休みまでには終わらせましょう。
夏休みは既に全範囲を勉強した前提で総復習を行い、学力をつけます。夏休みの最後に模試があるのでそれまでに一定の学力をつけなければいけません。
残りの期間は発展問題を解いたり、過去問演習をしつつ、忘れていることがあれば基礎の復習も行います。既にある程度固まった学力を磨いていきます。
偏差値50前後の高校を狙う子の年間スケジュール
偏差値50前後の子
- 毎回の定期テストは平均近くを上下する。(悪い時も良い時もある)
- 平均的な公立高校を狙いたい
3年生の4月~11月 | 1,2年生の復習と3年生の内容の勉強 |
---|---|
3年生の夏休み | 1,2年生の復習 |
12月~受験まで | 過去問演習 |
偏差値50前後の高校を狙う場合はもう少しゆっくりやっていきます。
3年範囲の勉強は11月頃までに終わらせることを目標として進めます。
夏休み以降は勉強時間が増えるので、3年範囲の勉強と並行して総復習を行います。模試がありますが3年後半で学ぶ内容は出題されないので安心してください。
冬休み以降は志望校の過去問を解いていきます。
高校受験勉強のスケジュールの立て方
でもうちの子は今言われたスケジュールで進めるのは無理そう。。。
大体紹介したスケジュールで勉強を進めて貰えればいいのですが、部活で忙しかったりすると紹介した計画より遅れている子も多いでしょう。
そこでお子様の状況に合わせてスケジュールを立てる必要が出てきます。
スケジュールを立てるのは簡単ではありませんが、次の2つのポイントを押さえながら上手く調節をしてみて下さい。
ポイント1:基礎を固めてから過去問演習にうつる
1つ目のポイントは基礎が固まってから過去問演習を始めることです。
遅れていると、3年間の総復習を適当に終わらせて無理にでも過去問を始めようとすると思います。それはやめましょう。
基礎が固まっていない状態で過去問演習を始めても何も得るものがありません。遅れていても丁寧に復習を終わらせて基礎を固めるようにしましょう。
ポイント2:復習は12月までに終わらせる
基礎は丁寧にやらなければいけませんが、最低でも12月までには終わらせるようにしましょう。
年明けからは過去問演習を始めないと受験本番に間に合わなくなります。終わらなさそうな場合は焦った方が良いです。勉強時間を増やしましょう。
ポイント3:1月からは過去問演習
復習が終わっていなくても、1月からは過去問演習を始めましょう。
過去問演習に入る前に必ず基礎を固めておきたいのですが、終わらないのならもうどうしようもありません。過去問演習をせずに入試本番を迎えるのは避けたいので1月以降は過去問演習にうつりましょう。
- できる限り紹介したスケジュールに追いつくようにする
- 復習は12月までに終わらせればいいので適当にやらない
- 最悪の場合、1月からは過去問演習を始める
高校受験のスケジュールに関するQ&A
最後によく質問されるスケジュールに関するQ&Aを紹介します。
高校受験勉強はいつから始めるべき?
A.2年生の春休み
何をもって高校受験勉強とそれ以外の勉強を線引きするかという問題はありますが、受験のために勉強量を増やし始めるのは2年生の春休みからをおススメします。
部活が忙しい子は、「引退してからやればいいや」と思っているかもしれませんが、できればもっと早めから少しで良いので勉強量を増やしましょう。
それまでは勉強しなくて大丈夫?
A.定期テスト対策をしっかりやっていれば大丈夫
高校受験勉強を始めるまでは、全く勉強しなくていいということではありません。
定期テスト勉強はしっかりとやりましょう。
といのも、定期テスト勉強をしっかりとやっていればその分復習に充てる時間が減り過去問演習の時間を増やせます。上の高校を目指せるようになります。
1日何時間勉強すべき?
A.子供がやれる範囲でやれるだけ
一日に勉強すべき勉強時間ですが、やれるだけやりましょうというのが答えです。「何時間やりましょう」と言ってやれるものでもありません。
ちなみに勉強時間の目安は下の記事で紹介しています。
おわりに
今回は高校受験勉強の年間スケジュールとお子様に合ったスケジュールの計画方法をお話ししました。
これからどんな予定で高校受験勉強を進めていけばいいか、目安は立ちましたか?
効率よく勉強を進めていくためには長期的な計画を立てることは必須です。今回お話しした内容を参考に、お子様と一緒にスケジュールを考えてみて下さいね。
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