お子様の模試の偏差値から受験校を探す方法を解説します。皆が間違える注意して欲しいポイントも紹介します!
子供の模試の結果が出たわ。偏差値55だったけどどれくらいの高校に行けるのかしら。。。?調べてみよう
夏の模試を受けた後からはこのようにお子様の偏差値から高校を探される方が多いと思います。
でも
- どれくらい偏差値が上の高校なら狙えるのか
- 偏差値がどれくらい下だと確実に受かるのか
など、具体的な基準を知らないと高校を絞れませんよね。そこでこの記事では、お子様の偏差値から高校を調べるやり方を紹介します。
また、
ネットで高校の偏差値を調べて、行けるかどうかを考えていませんか?
この行為は間違っているのでいますぐやめましょう。お子様の行ける高校のレベルを誤解してしまいます。
どうしてネットで偏差値を調べるのがダメなのか、その理由も紹介します。
まずは何度も調べて、見たであろう高校の偏差値一覧表の見方からお教えします。
Contents
高校の偏差値一覧表の見方
左に偏差値が上から順に書いてあって、右には高校名が書いてある高校の偏差値一覧表を見たことはありますか?たぶん多くの方が既に見られていると思います。
56 | ○○高校 ××高校 |
55 | △△高校 □□高校 |
54 | 〇×高校 |
↑こんな感じのやつです。
この表の見方ですが、左の偏差値はその高校の合格判定がA判定になる基準の偏差値です。つまり
「左の偏差値を超えていれば、その高校はA判定だよ!」
といった表になっています。
なので、お子様の偏差値の高校を見てもらえれば、その高校はギリギリA判定を貰えている高校ということになります。
B判定やC判定の高校はお子様の偏差値より上の偏差値のところにあるはずです。
このA判定の基準の偏差値が書かれた表を使って受験校を選んでいきます。
【重要】偏差値表は受けた模試のものを見る
「高校受験 偏差値」と調べると、高校の偏差値一覧表が出てきますが
これらの高校の偏差値が表によって違うことには気づきましたか?
偏差値が異なるのは、偏差値というのはその模試固有のものだからです。
そのため、
模試が違えば偏差値は違います
具体的には、駿台模試という難関校を目指す子向けの模試では偏差値が低く出ます。駿台模試で偏差値55を取れる子は、他の普通の模試では偏差値70くらいは取れます。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、気になる方は見てみてください。
とにかく覚えていて欲しいのは
高校の偏差値一覧表は、受けた模試会社が出しているものを見ましょう
ということです。模試の結果が返ってくる封筒に偏差値一覧表が同封されているので、そちらを見て受験校を考えましょう。
高校受験の偏差値から高校を選ぶ方法
高校の偏差値一覧表の見方は分かってもらえましたか?
偏差値が出て、ご両親が知りたいことは
- うちの子はどのレベルの高校まで狙えるのか
- 実際の受験ではどういった高校を受けることになるのか
- 押さえの高校はどのレベルを受ければ良いのか
といったことだと思います。
今回はこの3点を中心に、偏差値から受ける高校を探す方法を解説します。
夏の模試で偏差値+5までは狙える
夏、秋の模試の偏差値から考えるのなら
偏差値+5の高校までは狙えます
というのも、偏差値5までなら受験までに上げることができるからです。
もちろん、普通に勉強していては偏差値は5も上がりませんが、コツを知って効率よく勉強すれば他の子と差をつけて偏差値を上げることができます。
偏差値を5上げる方法は詳しくこちらの記事で解説しています。
偏差値+5以上はお勧めできない
子供が行きたがってる高校は偏差値+10なんだけど。。。どうしよう?
偏差値が10くらい上の高校は受けられるか?という質問をよくされるのですが、基本的には難しいと考えてください。
こういった場合はまだ可能です。
- 偏差値35→45など低い偏差値での話
- 残りの期間、脇目も振らずに死ぬ気で勉強する子
元々の偏差値が低い子は、これまで勉強していないことが多いのでこれから勉強することで偏差値を大幅に上げることも可能です。
そうでない場合、偏差値を大幅に上げるには死ぬ気で頑張らなければいけません。
そのため、できるだけ偏差値+5以内で受験校は考えましょう。
直前に志望校を決めるときは偏差値+3までにしよう
ただ、受験直前の模試で偏差値が5も離れている場合は別です。
偏差値+5というのは、模試から入試までに伸びる学力を考慮しているからです。
受験直前の模試で偏差値が5も離れていると、もう学力は伸びませんからその高校に合格できる可能性はかなり低くなります。
最終的に志望校を決める際は、偏差値+3までがお勧めです。
実際に受ける高校の選び方
実際の受験では、受ける高校の数はご家庭によって異なりますが
- 第1志望校
- 第2志望校
- 抑えの高校
の3校は受験することをお勧めします。
それぞれどれくらいの偏差値で選ぶべきかを紹介します。
第1志望校
第1志望校は
偏差値+3以下
これは偏差値+3ギリギリの高校を選びましょう。ということではありません。
どんなに行きたい高校でも、偏差値+3以内にしておきましょうということです。
第2志望校
第1志望に落ちた時に行くことになる第2志望校は
偏差値+1以下
で選びましょう。できればA判定の高校を受けたいところです。
抑えの高校
抑えの高校は他の高校に全て落ちた時に進学することになる高校です。そのため、絶対に合格しなければいけません。
そのため抑えの高校は
偏差値-5
くらいで選びましょう。
まとめ
今回は、高校受験の模試の偏差値と高校の偏差値一覧表から受験校を選ぶ方法を解説しました。
どれくらいの高校が進学先として考えられるのか、どうやって受験校を絞っていけばいいか分かってもらえましたか?
もちろん、志望校を選ぶ基準は偏差値だけではありません。後悔のない決断をするために考慮すべきポイントをまとめているのでこちらの記事も1度見てみてくださいね!
あとがき:「あと子供の偏差値が5上がれば。。。」という方へ
偏差値表を見ていると
「あと少しでも偏差値が上がれば、あの高校を狙えるのに。。。」
と感じることはありませんか?
あと少しで名門高校に入れそう、大学付属校に入れそうという「あと一歩」の子は少なくありません。
偏差値を上げることは簡単なことではありませんが、私は生徒の偏差値を上げることに成功しています。そのやり方をこちらの記事でまとめているので見てみてくださいね!
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家庭教師としてこれまで指導してきた子を全員志望校に合格させてきました。
受験で志望校に合格するためには、お子様とご両親が正しい考え方で長期的な戦略を立てること、そして入試で1点でも多く点数を取るためのテクニックを身につけることが大切です。
しかし、そういった実戦的なコツは塾では教えてくれません。
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