中学生のお子様の学力を測る指標となるのが中学での定期テストの点数と模試での偏差値です。
「偏差値60の高校を目指すためには定期テストでどれくらいの点数を取ればいいのか？」
「定期テストでの350点は偏差値に換算するといくつくらいになるのか？」
定期テストの点数と模試の偏差値の目安が気になる方も多いですよね。
そこで今回は、定期テストの点数と模試の偏差値の関係と大体の目安について解説します。
気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね！
Contents
高校の偏差値と目指すべき定期テストの点数
高校の偏差値とその高校に合格するために取って欲しい定期テストの点数の目安は大体次のようになります。
- 偏差値70以上（トップ校）：450点
- 偏差値65以上（有名進学校）：400点以上
- 偏差値60以上（進学校）：350点以上
- 偏差値55以上：300点以上
大体これくらいの点数を目安に定期テストで点を取っていれば十分に志望校に合格出来る可能性があるでしょう。
注意点①：偏差値は模試によって異なる
まず注意して欲しいのが偏差値は模試によって同じ高校でも大きく変わってくることです。
その理由について詳しくは【ネットで調べている方へ】誤解しがちな偏差値のコトをご覧ください。
ちなみにこのサイトでの偏差値は東京都のVもぎ、Wもぎといったほとんどの受験生が受験する平均的なレベルの模試での偏差値を想定しています。
注意点②：定期テストの難易度は中学によって異なる
また定期テストの難しさは中学ごとで結構違ってきます。
同じ400点でもテストが簡単な中学と難しい中学では生徒の学力には大きな開きがあります。
なので一概に「偏差値60の高校は350点は取らなければいけない」ということは言えません。
じゃあどうやって判断すれば良いの？
そこで参考にして欲しいのがお子様が通っている中学の進学実績です。
目指している高校に合格した先輩は定期テストで何点くらい取っていたのか？
そちらの方がより正確な目安となります。
注意点③：公立高校は点数より内申点
公立高校を目指す場合は定期テストの点数より内申点を気にするようにしましょう。
定期テストの点数で内申点が決まりますが、80点でも５がつく中学があれば92点でようやく5がつく中学も。
また、合計点が450点でも70点の教科があると内申点で５を取るのは難しいでしょう。
定期テストの合計点は分かりやすい指標ではありますが、友達に自慢できる以上の意味はありません笑。
特に公立高校を目指す場合は点数ではなく内申点を気にかけるようにしましょう。
定期テストの点数→偏差値の換算はできない
「定期テストでの350点は偏差値に換算するといくつくらいになるのか？」
こういった疑問を持たれる方も多いと思いますが、「定期テストでの350点は偏差値○○」といった換算をすることは難しいです。
なぜなら
- 偏差値は受ける模試の種類によって大きく異なる
- 定期テストと模試では問われる学力が違う
といった理由があるからです。ですから私でも「偏差値いくつ位」と一概に言うことはできません。
今の偏差値がどれくらいか知りたい場合には模試を受けるようにして下さい。
まとめ
今回は定期テストと偏差値の関係についてお話ししました。
まとめると
- 目指す高校の偏差値によって目安とする定期テストの点数がある
- 定期テスト→模試の偏差値の変換はできない
ということでした。
高校受験を順調に乗り越えるためには、定期テストの点数と模試の偏差値の2つの面からお子様の学力を評価することが非常に効果的です。
ただ、点数と偏差値を換算することはあまり意味がないので定期テストの点数は定期テストで、模試の偏差値は模試を受けて知るようにしてみて下さいね。
このブログでは中学での勉強や高校受験に関する様々な知識をプロの目線から解説をしています。
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