管理人の私的なブログの第4弾?は中学生の不公平な内申点制度について思ったことです。
高校入試(特に公立入試)では内申点が非常に重視されています。しかし、この内申点という制度は非常に不公平なものになっているのが現状です。
進学する高校で将来が決まるとは言いませんが、大きく左右されるのは事実です。その高校選びが不公平な制度の支えられているのはどうなのでしょうか。
どうして私が不公平と感じるのか?そして不公平な中で何ができるのか、何をすべきなのか?そういったことも考えていきたいと思います。
Contents
私が思う、内申制度の不公平なこと
内申点が不公平だと感じる点は2つあります。
- 先生のさじ加減で決まることもある。
- 中学校間で、内申点の基準が大きく違うこと。
先生のさじ加減で決まる
皆さんが感じているのはたぶんこっちが多いでしょう。誰もが一度は理不尽と感じる成績をつけられたことはあるのではないでしょうか。
もちろん、担当の先生次第ですが、理不尽な成績をつけられることはありますよね。特に実技教科(副教科)は評価方法からして先生次第になってしまうのは明らかです。
まあしょうがないとは思うんですよ。歌とか絵とか運動が上手いとか下手とかどうやっても主観的に判断するしかないので。
ただそういう主観が入る教科だからこそ、客観性を保てるように努力すべきだとは思います。
後で話しますが、こっちの理不尽さ不公平さは多少はしょうがないし、そんなものだとは思うんですよね。私が問題に思うのは次です。
中学校間で成績のつけ方に差がある
皆さんやそのお子さんが通っている中学で5を貰うためには定期テストで大体何点くらい取ればいいですか?
私の中学では大体90点以上でした。たまに91とか92でも4という子がいたので成績評価が厳しい中学だったと今は感じます。
それが当たり前だと思っていたんですが、中学生を教えるようになってそれが違うと知りました。担当した子が80点とかを取っていたのに成績が5だったんですね。問題が特別難しいというわけではありません。単に成績のつけ方が甘いだけです。
私の中学では1とか2がつく子もそれなりにいました。でも中学によっては4か5しかつかない、最低でも3を貰っている子しか見たことないという話を聞きました。
こんなに不公平なことが許されるのでしょうか?
(※大阪府などはこの現状を改善するために中学校間で共通のテストを導入したり、生徒に与える評定の割合を決めたりし始めました。段々と改善される方向に向かうかもしれませんが、いまだに不公平であることに変わりはありません。)
内申点の差が受験に及ぼす影響
受ける高校によって変わりますが、内申点1点の差は本番の入試で20点分の差ぐらいになったりします。
20点分とは問題3,4問分です。内申が3違えば、10問分ほど違ってきます。この差は学力的には全く違ってきます。通っている中学が違うだけで、住んでる地域が違うだけでこんなに変わってきてしまうのはどうなんでしょうか?
また推薦入試では内申点がさらに重要になってきますし、内申点だけで私立の併願が取れたりします。併願が取れる高校のレベルも変わってきます。
例えばトップの都立高校を狙うとすると最低でも内申40を超えて、43くらいは欲しいです。私の中学で内申43というともうほぼ全教科満点のようなイメージです。実技教科で5を取れないことを考えると、他の教科では常に5を取らなければならなく、5を安定して取るためには93点くらいは欲しいからです。全教科、1問か2問しか間違えられません。そういった中学がある一方、簡単に44くらい取れる中学もあります。
不公平な中、どうするべきなのか
制度に関しては私がこんな小さなブログで何と言おうと変わることはありません。
では不公平な中何をすべきなのかということを考えたいと思います。
まず、本当に理不尽な成績なのかを考えよう
「成績が理不尽だ!不公平だ!だからこんなに成績が低い!」と言いたい気持ちは分かりますが、まず本当に先生のせいで不当に低い成績になっているのかを考えるべきだと思います。
1個か2個かの教科でちょっと思っていたよりも成績が低いということはあるかもしれませんが、全部の教科で成績が不当に低いということはないはずです。
不公平だという前にまず、自分に原因がないか考えましょう。そうすることで改善して成績を上げられます。結局は自分のためになります。
やれるだけやるしかない
頑張っても良い成績は貰えないかもしれませんが、自分の中でやれるだけやるしかないですよね。たとえ5は貰えなくとも4は貰えるかもしれません。
例えば美術でいい成績が貰えてなくても期末テストで良い点数を取ってみるとか、体育が苦手でも一所懸命動いてみるとか、作文を真剣に書いてみるとかやれることはいくつもあると思います。
先生から好かれるというのも大切なことだと考える
先生から嫌われているから成績が悪くなると思うかもしれません。成績評価にそういった個人的な感情を入れるのは避けるべきでしょう。
しかし、中学だけでなく今後も純粋に結果のみで評価されるということはないはずです。多少は人の好き嫌いが入ってきます。そんなもんでしょう。
そもそも成績が不当に下がるほど嫌われているって相当だと思います。(変な先生も多いですが)生意気な態度を取っているとか、先生を馬鹿にしている気持ちが出てしまっているとか何か嫌われている原因があるかもしれません。確かにそういったことは成績評価には関係ないですが、今後のことを考えると直すべきことだと思います。
人から好かれるのは非常に大切な技術だと思います。自我を通したい年頃なのはすごい分かるんですが、好かれる人間になることを目指して少し頑張ってみましょう。
先生から好かれる人になる
先生から好かれると、良いことがあります。
元中学教師の道山様のブログからこんな文章を見つけました。
”先生から気に入られるだけで得られるメリットって、実はたくさんあります。
あまり大きな声では言えませんが、内申点にも大きく影響してきます。また高校受験の合否にも影響する、内申書にも関係してきます。”
この通りだと思います。やっぱり気に入っている子にはいい成績をつけちゃいがちですし、内申書でも良いことを書きやすいですしね。これが現実だと思います。
とは言っても露骨に媚びを売ったりする必要はないと思います。でもこれから話すことぐらいはやってもいいのかな、やった方がいいんじゃないかと思います。
1.授業に対してやる気を示す
たとえ面倒な授業でも、やる気を見せましょう。大切なのは、やる気を持つことではなく、やる気を持っている風なのを先生に示して分かってもらうということです。
- 授業内容を質問する
- 何か改善することがないかアドバイスを頼む
- 積極的に授業に参加する
こういったことをすれば「自分の授業にやる気があるんだな」と気づいてもらえると思います。
2.成績に対して質問をする
成績が低いと思うのなら、成績について先生に質問していったもいいでしょう。
その際に「なんでこんなに低いんですか?」と突っかかるのはやめましょう。
「もう少しいい成績が欲しいんですが、どこが悪かったですか?どこを改善すればいいですか?」といった感じで質問しましょう。
教えてもらったことを改善することができれば今より良い成績をつけざるを得ないと思いますし、熱心に取り組むことで先生からの評価も上がると思います。
3.挨拶をする
小さなことですが、廊下ですれ違う時に毎回挨拶をしているだけでも印象は上がると思います。それに挨拶って大切ですしね。
4.悪いイメージを持たれないようにする。良いイメージを持ってもらう
先生の間でよく生徒の話をするそうですが、その際に良い話をされるか悪い話をされるかで先生から持たれる印象が決まってくると思います。
勉強を頑張っているとか、部活を頑張っているとか、他の活動を頑張っているということで話題になると良い子なんだなというイメージを持たれると思いますし、逆に部活も勉強もせずに放課後悪友とつるんでたり、学校に変なものを持ち込んでいるとなれば悪い印象を持たれるでしょう。
先生から持たれるイメージも成績の評価に多少なりとも入ってくると思います。
まとめ
今回は不公平な内申制度についてお話ししました。
中学校間の格差は大きな問題で、すぐにでも是正すべきだと思います。しかし、何もできない以上やれるだけやるしかないですね。転校するのはやり過ぎだと思いますし。
先生のさじ加減で内申が決まってしまうことも理不尽だとは思うんですが、ある程度はしょうがないことですし、やれることも沢山あると思います。
不満を言いたい気持ちはすごくわかります。(だから私もこんな記事を書いている。)でも自分のためにやれることはその状況に適応して良い成績を取ることしかありません。
これからも理不尽なことはたくさんあります。腹が立つかもしれませんが、自分のために頑張ってみませんか?
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