家庭学習に関するご相談はよく受けます。家庭学習は当然やるべきものとして押し付けられますが、いざ子供にやらせようとすると、何を、何時間、どのように勉強すれば良いのか悩んでしまいますよね。
家庭学習は学校の授業や塾よりも重要で、学力を伸ばすためは質の高い家庭学習が欠かせません。正しい内容を、質を高く学ぶことで学力を大きく伸ばすことができます。
実際、私が家庭教師として最も力を入れているのが、授業時間以外の家庭学習のやり方の指導です。自習の質を高めることで、これまで生徒の定期テストの点数は100%上がっています。
そこで今回は中学生の家庭学習について
- 家庭学習が1番大切な理由
- 家庭学習で勉強する内容
- 家庭学習で使う教材
- 家庭学習の進め方
- 家庭学習を効率よく進めるポイント
などなど1から丁寧に解説します。この記事を読むことで明日から家でどのように勉強をすれば良いか分かりますよ!
Contents
家庭学習が1番大切な理由
家庭学習は何より大切です。成績が良い子は必ずしっかりとした家庭学習の習慣がありますし、逆に、家庭学習の習慣がない子はどんなに塾に通っても学力は伸びません。
それには次のような2つの理由があるからです。
1.家庭学習の時間が1番長いから
中学校で授業を受ける時間を除くと、家庭学習で1番の時間を使います。なので、家庭学習の質が学力の向上に最も関係するのです。
お子様が中1、2年生の場合はまだ塾で勉強する時間の方が長いかもしれませんが、受験に近づくほど家庭学習の時間が占める割合は増えます。
すると家庭学習ができている子がどんどん伸び、できていない子は伸び悩みます。現段階で気づいたならすぐに勉強習慣を変えましょう。
2.家庭学習で問題を解く力がつくから
家庭学習をすることで問題を解く力がつきます。この問題を解く力は、中学校や塾ではつかないので、家庭学習は非常に重要です。
中学校・塾と家庭学習の役割の違い
中学校や塾での勉強はインプット型、自宅での家庭学習はアウトプット型の勉強という違いがあります。
中学校や塾では主に授業を受けますよね。授業を受けることで「これはどういうこと?」という知識を頭に入れているんです。(知識のインプット)
しかし、知識を頭に入れただけではテストで点を取ることはできません。なぜなら知識を使いこなしてテストで解答できるようにならなければいけないからです。知識を使って答えを導き出すことをアウトプットと言います。
このアウトプットの練習をするのが自宅での家庭学習です。実際に自分の頭を使って問題を解くことで、テストで解答できるようになります。
インプットとアウトプットは両方重要
このインプット型の勉強と、アウトプット型の勉強はどちらも行わなければテストで高得点を取ることはできません。
なので、塾にたくさん通わせても家庭学習をしない状況では点数に結びつかないんです。そのため、家庭学習は非常に重要な役割を持っています。
生徒を見ていると多くの子がアウトプットの方に問題を抱えています。真面目に授業を受けて理解はしていると言っているけど、点数はイマイチという状況ではありませんか?
中学生が家庭学習でやるべき内容
家庭学習と言っても、塾に通っているか、通っていないかでやるべきことは変わってきます。そのため、塾に通っている子と通っていない子に分けて家庭学習で勉強して欲しいことをお話しします。
塾に通っている子
塾に通っている子は
- 塾から出された宿題
- 塾の授業で分からなかった範囲の復習
塾に通っている場合は、塾についていけば大丈夫です。
基本的には塾の宿題をやるだけで手いっぱいになると思うので、無理にそれ以上勉強する必要はありません。
塾の授業に置いて行かれると学習効果が一気に減ってしまうので、塾の授業で分からなかったことがあった場合は参考書や映像授業を活用して必ず復習してくださいね!
塾に通っていない子
塾に通っていない子は
- 中学の授業の復習
- 授業でやった範囲の問題演習
をしましょう。
中学の授業で分からないことがある場合は、まず初めに授業内容の復習をします。
授業内容は大丈夫!という子は授業で扱った範囲の問題演習を行いましょう。
家庭学習で必要な教材
塾に通っている子
塾に通っている子は塾で配られた教材で十分です。
塾の授業についていけていない子は、復習のためにも映像授業を契約しておくといいでしょう。
塾に通っていない子
塾に通っていない子は、問題演習に使う問題集を各教科1冊準備してください。
教材のお勧めは、進研ゼミかZ会の通信教育です。
通信教育は、解説付きの問題集として非常に優れていますし、送られてきた教材をその月にやるだけで良いという楽さが塾に通っていない子にはピッタリ。このブログの読者様も塾に通っていないご家庭の75%は通信教育を利用しています。
ただの問題集だけで勉強を進めるのは相当大変なので私はお勧めしませんが、市販の問題集のお勧めはこちらで紹介しています。
中学生の家庭学習の進め方
塾に通っている子
塾に通っている場合は、空いている残りの時間に宿題をしましょう。
塾の授業で分からないことがあったときは、宿題をする前に復習を。授業の翌日までに復習をすることが望ましいです。
宿題をしなければ塾に通う意味はほとんどなくなってしまうので、必ず宿題はサボらずに行うようにしてください!
塾に通っていない子
塾に通っていない子は
- 授業の復習
- 授業内容の問題演習
という順で家庭学習を行いましょう。
授業の復習
まず授業の復習から始めます。
授業内容で分からない箇所があったら、その日のうちに参考書や映像授業を参考して理解しましょう。授業レベルで分からないことがあると、問題は解けませんので、まず復習から行ってください。
問題演習
授業内容の復習が終わったら、問題演習を始めます。最初から授業内容が理解できている子はこちらから始めましょう。
問題演習では、授業から1週間以内に用意した問題集を解きます。進めるスピードは授業と一緒で構いません。
問題集を解くときには、今週の授業内容の範囲+先週の範囲の復習をセットにして進め、2回は解くようにしてください。
通信教育を契約している場合は送られてくる教材を毎月解くだけで良いのでかなり楽だと思います。
詳しい進め方はこちらの記事で解説しているので参考にしてみてみて下さい。
効率よく家庭学習をするためのポイント
最後に効率よく家庭学習を進める2つのポイントを紹介します。
毎週、同じ時間にまとまった時間を取る
気が向いた暇な時間に勉強するのではなく、毎週同じ時間に2時間ほど、まとまった勉強時間を確保しましょう。
好きな時に、なんとなく勉強していると集中することは難しいですし、コツコツと進めることもできません。
特に塾に通っていない子は、放課後にまとまった時間が取れると思うので必ず実践してみてください。
分からなかった問題を徹底的に理解する
自分で勉強をしていると、分からない問題があっても「まぁいいか」と進めてしまう子が多いです。勉強なんて面倒なので、さっさと終わらせたい気持ちは分かります。
ただ、もしいい成績を取りたいのなら、分からない問題があった時にはその問題を理解できるようになるまでじっくり勉強しましょう。後日先生に質問してもいいですし、参考書を読んで理解するのもいいと思います。
すこし手間はかかりますが、その一つの行動で勉強の効率は上がります。
まとめ
今回は中学生の家庭学習についてお話ししました。
- 家庭学習は非常に重要
- 塾に通っている子は、塾の宿題で大丈夫
- 塾に通っていない子は、授業の復習と問題演習を授業と同じ速度で行おう
- 毎週決まった時間に行おう
これからどのように勉強をしていけばいいか分かってもらえたでしょうか?
繰り返しになりますが、家庭学習は非常に重要です。今回お話ししたやり方でしっかりと勉強することは必ず学力アップに近づきます。ぜひ真似てみて下さいね!
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