お子様の初めての高校受験。不安なことでいっぱいですよね。
もちろん高校受験といっても、「テストを受けて、はい合格」とはなりません。
特に中学3年生の1年間は、お子様とご両親ともにやるべきことが満載です。
そこで今回は、高校受験の流れを1からまとめて解説します。
受験までの1年間で何をするべきか大まかに把握してみてください。
Contents
1年間の高校受験の流れ
高校受験の本番の時期は地方により異なりますが、大体このような流れで進みます。
この図の通り勉強、志望校決め、手続き(出願など)の3本柱で把握してみてください。
勉強はお子様、志望校決めはお子様とご両親、手続きはご両親が主にやることになります。
3年生の1学期
勉強
3年生の春休み以降からは
本格的な受験勉強が始まります
受験勉強が始まると言っても、親としては子供の勉強時間が増えるだけです。
多くの塾では授業時間が倍になります。これまで週2で通っていた子は週4です。
塾の方も忙しくなりますが、同時に定期テスト対策も手を抜くことができません。
中学3年生の内申点が公立高校の受験で使われるため、これまで以上に定期テストで良い点数を取らなければいけません。
志望校決め
3年生の1学期から志望校の事はぼんやりと考え始めましょう。
お子様のこれまでの成績から、なんとなく進学できそうな高校がどのあたりのレベルなのか分かるはずです。
また、本格的に受験勉強が始めるのに伴って塾では志望校のレベルに沿ったクラス分けが行われます。
これは大まかに難関校志望か、そうでないか。というクラス分けです。学力、志望校別に2、3つのクラスに分けられます。
そのため、2年生の終わりまでに大体どのレベルの高校を狙うのかを決めなければいけません。
逆に、絶対に入りたい憧れの高校がある場合
3年生の始めまでに学力が大幅に足りていない事態は避けましょう
というのも学力が足りていないと、塾では下のクラスになります。下のクラスから這い上がるのは大変ですし、クラスを上がるまでに差がついてしまいます。
塾に通っていなくても同じ高校の志望者とは大きな遅れを持って受験勉強が始まることになります。
3年生の夏休み
夏休みのイベントは、夏期講習と模試です。
勉強
夏休みは受験の天王山。体力、気力の限り勉強をすることになります。
塾に通っている子は、長時間の夏期講習を受けることになるでしょう。通っていない子も同じくらい長時間の勉強をしなければなりません。
この夏休みの勉強によって学力が大きく伸びたり、伸びなかったり。学力が夏に伸びるかどうかで高校受験はほとんど決まります。
また夏休みの最後には、模試(模擬試験)というテストを受けましょう。
この模試によって夏休み時点でのお子様の学力が分かり、志望校の合格確率も出ます。志望校決めに必ず必要ですのでこの時期に1回は受けておきましょう。
志望校決め
模試の結果から、志望校を絞り込みます。
模試の結果を使うことで「なんとなくこのあたりのレベルの高校を狙おう」と思っていたのが「偏差値○○あたりを第1志望にしよう」というところまで絞り込めます。
3年生の2学期
3年生の2学期は忙しいです。ハイライトとしては、
内申点(調査書点)の決定と
志望校の決定
の2点です。年内までに志望校を決めることになります。
勉強
勉強に関しては、1学期と同じく定期テストが重要です。
1学期と2学期を合計し評価して内申点がつけられます。特に2学期の定期テストの点数は内申点に直結するので、3年間の集大成として最高の点数を取りましょう。
同時に塾の勉強も実践演習に入り忙しくなります。受験勉強も佳境になり、お子様はヘロヘロになるはずです。
忙しい中ですが、同時にいくつかの模試も受けます。12月の志望校決定までに2~3回は受ける子が多いです。
志望校決定
夏休みから引き続き受けた模試の結果や3者面談なども考慮しつつ、志望校を年内に確定させます。
公立高校は年明けにも変更する機会がありますが、私立に関しては完全に確定です。
学校説明会や文化祭などもこの時期に行っていますので、興味のある高校に行ってみてもいいでしょう。
手続き
志望校の確定に伴い、出願の書類を作成し始めます。
志望校が決まる前後から、高校から入試の書類を取り寄せ、中学側に必要な書類の請求をします。
なんか難しそうですが、とりあえず受けそうな高校から入試の書類を取り寄せる。でOKです。
今はWeb出願も増えているので、受ける高校がどのように出願するのか、それも調べてください。
3年生の1月
勉強
早い高校は1月の初めから高校入試が始まります。
これも地域ごとに受験の時期に違いはありますが、
推薦入試→一般入試
私立入試→公立入試
という順番で入試が行われます。
推薦入試
面接と小論文で合否を決める推薦入試という入試があり、それは1月中に行われます。
推薦入試の説明は長くなるので上のリンクの記事をご覧ください!
志望校の決定
年明けの時期に、公立高校の志望校の変更を行うことができます。詳しくはお住まいの自治体のルールを調べてください。
手続き
年明けから出願を行います。
出願とは高校を受験するのに必要な書類を高校側に提出し、エントリーすることです。
お子様が持っていく場合とご両親が持っていく場合があります。
3年生の2月
勉強
とうとう受験本番です
一般入試が行われます。
一般入試
一般入試と言われる、普通の入試が行われます。ここで合格を貰えた高校のどれかに入学することになります。
手続き
お子様が合格した場合は、合格後の様々な手続きを進めていかなければいけません。入学する高校はもちろんですが、合格を貰ったけど進学しない高校にも手続きが発生することも。
時には合格の権利をキープするために何十万も払うこともあります。
様々な手続きが終わったら高校受験はこれで終わりです。お疲れさまでした!
3年生の3月
ほとんどの子の受験は終わりますが、3月になっても進学先が1校も決まっていない場合は、2次募集が行われ、2回目の受験が行われます。
まだ空席がある高校の2回目の受験が行われるということです。
1,2年生でやるべきこと
さて長々と1年間の高校受験の流れをお話ししましたが、1,2年生から高校受験に向けてやっておくべきこともいくつかあります。
勉強
1,2年生からやっておくべきなのは、
内申点対策と基礎学力の定着
です。
地域によっては1年生からの内申点も受験で使われます
そのため、1年生から成績には気を遣う必要があります
成績≒定期テストの点数ですので、毎回の定期テストには気を遣って高得点を取れるようにしましょう。
同時に受験に向けて基礎学力はつけていかなければいけません。とは言っても、毎回の定期テストで良い点数を取っていれば基礎学力もついていることになります。
定期テストで良い点数を取ることを目標に勉強をしましょう。
志望校選び
実際に志望校を最終決定するのは3年生の12月になりますが、2年生になったらぼんやりと志望校のことは考え始めておきましょう。
模試を受けているわけじゃないので今お子様の学力がどれくらいなのかハッキリとは分からないと思います。でも、学校のテストの結果だったり、塾のクラス分けだったりでなんとなく分かりますよね。
特に文化祭や学校説明会は暇な2年生の方が行きやすいので、興味がある学校に行っておきましょう!
まとめ
ということで受験はこんな流れになります。大体どんな感じか分かってもらえましたか?
大まかにお話ししましたが、高校受験に向けて知りたいことや気になることはまだまだたくさんあると思います。
他の高校受験に関する記事は下のリンクから探すことが可能です。何か気になることがあったら他の記事も見ていってくださいね!
アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。
TwitterとLINEより最新情報や季節ごとのお役立ち情報をお伝えしています。
合格率100%!
高校受験合格の秘訣を教えます
塾だけで合格できますか?
家庭教師としてこれまで指導してきた子を全員志望校に合格させてきました。
受験で志望校に合格するためには、お子様とご両親が正しい考え方で長期的な戦略を立てること、そして入試で1点でも多く点数を取るためのテクニックを身につけることが大切です。
しかし、そういった実戦的なコツは塾では教えてくれません。
塾に通って言われるまま勉強をするだけでお子様は志望校に合格できそうですか?
対策講座でお教えする全ての内容は今のままでは届かないワンランク上の志望校への合格を後押しするでしょう。
合格率100%の指導の秘訣をお教えします。