知っておくべき知識

公立高校の入試で合格するために1年生からやるべきこと

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アザラシ塾管理人
中学時代は週7回の部活をこなしながら、定期テストでは480点以上で学年1位。模試でも全国1位を取り、最難関校に合格。 塾講師、家庭教師として中学生に正しい勉強法を教えることで成績アップに導いています。

中学生活の集大成である高校受験、できれば公立高校に合格して進学してほしい方も多いと思います。

でも、公立高校に合格するための受験勉強はいつから何を勉強すればいいのか分かりますか?

詳しいことはあまり知らずに塾に通わせていたり、3年生になったら受験勉強を始めればいいんじゃないかとぼんやりと考えていたりしているのではないでしょうか。

しかし、公立高校に確実に合格するためには公立高校の入試のことを知り中学1年生のころからしっかりと対策をすることが欠かせません。3年生から頑張れやいいやという考えでは、既に手遅れという事態になってしまうかもしれません。

そこで今回は私の塾講師としての経験を活かし、公立高校入試の仕組みから公立高校入試に向けて何を勉強すれば良いのか、何を準備すればいいのかなど1からすべてお話しします。

この記事を読めば、公立高校に合格するために今何をすればいいのかを明確にすることができます。

公立高校に合格するためには?

まずゴールから考え、目指すべき場所を明確にしましょう。

当たり前ですが公立高校に合格するためには入試で合格点以上を取る必要があります。

入試では以下の2つの点が合計されてその点から合否が決定します。

  1. 調査書点
  2. 入試当日の入試問題の得点

調査書点

調査書とは中学校側から高校へ提出される書類です。中に書いてあることは

  1. 中学校での内申点
  2. 出席、遅刻の状況
  3. 英検や漢検などの資格
  4. 中学校で頑張ったことなど

などです。内申点について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

調査書点と内申点の違いが分からない方が多いですが、大雑把に言うと

調査書点=内申点を換算した点+英検漢検などの資格+中学校での活躍

内申点を換算した点とは?

内申点は9教科45点満点で出されますが、入試の際にはそれを500点満点などに換算されます。換算のされ方は都道府県や学校によって大きく異なり、単純に何倍かされる高校や体育音楽美術技術家庭科の実技科目を2倍して換算する高校、国数英理社の5教科しか換算されない高校など多種にわたります。

とは言っても調査書点で見られるのはほとんど内申点だけです。学校によっては漢検や英検の3級以上を持っていると内申点にプラス評価がされることがあります。また、中学校での生活態度が著しく悪かったり欠席遅刻があまりに多かったりするとマイナスに働くことがあります。

調査書点を1点でも多く取るためには

  1. とにかく高い内申点を取る
  2. 英検や漢検などの資格を取る
  3. 欠席遅刻をなくして、生活態度を悪くしない

事が大切です。

入試当日の入試問題の得点

調査書点と合わせて入試の得点が加味されます。

公立高校の入試問題は国数英理社の5教科、各100点満点合計500点満点です。(一部の高校を除く)

ほとんどの高校は都道府県で共通の問題であり、難易度としては学校の定期テストの内容から少し発展した程度のレベルです。つまりそこまで難しい問題ではありません。

こちらも500点満点そのままではなく、700点満点に換算されたりします。少ないですが英語だけ比重を高めて換算する高校なども存在します。

自校作成高校

自校作成高校とは共通問題ではなく、高校独自で入試問題を作成する高校のことです。東京都、神奈川、岡山県に存在します。

一般に自校作成問題は偏差値の高い高校が作成し共通問題より難しいです。これは偏差値が高い高校を目指す学力が高い受験生が、簡単な共通問題を解いても差がつかないからです。

受験しようとする高校が自校作成校の場合は、他の公立校を受ける場合よりも難しい問題を解けるように一段階レベルを上げた勉強をする必要があります。

調査書点と入試での得点の比率

調査書点と入試での得点が合計されて合否が決まるとお話ししましたが、この比率は高校によって異なります。

高校により大きく異なりますが、例えば都立高校では調査書点が3割、入試での得点が7割となっています。調査書点が4割の高校もありますし、5割近い高校もあります。

調査書点の詳しい比率や換算方法は受ける高校を絞ってきた段階で調べるもらうとして、ここで言いたいのは

調査書点(内申)は入試の3割4割を決めるほど大切!

ということです。入試を受ける前から3割から半分近い割合まで既に合格が決まってしまっているんです。だから中学では「内申が~内申が~」と言われるんです。公立高校において内申点は非常に重要です。

以上のことより公立高校入試で合格するために中学時代にやるべきことは

  1. できるだけ高い内申点を取る
  2. 入試本番でもいい点数が取れるような学力をつける
  3. 英検や漢検なども取っておく

ことです。これを常に念頭に置いて勉強計画を立てますので常に意識してくださいね!

一般入試と推薦入試

これまで話してきたことは実は全て公立高校の一般入試についてです。一般入試の前には推薦入試と言われる入試が存在します。

推薦入試とは

  • 調査書点と面接、小論文で合否が決まる入試
  • 一般入試の日程の前に行われ、一般入試を受けるとしても推薦入試を受けられる
  • 推薦入試で合格したら進学しなければいけない

という入試です。大雑把に言うと、”学力よりも人を見る入試です”。学力試験はなく、調査書点のほか面接や小論文によって合否が決定します。その分、要求される調査書点は高くなります。

推薦入試か一般入試のどちらかしか受けられないというわけではなく、どちらも受けられるためとりあえず受験するという子も多く、合格率は低いです。

面接と小論文という不確定要素が合否に大きく関係してくるため、最初から推薦入試での合格を目指すのではなく、一般入試での合格を目指して勉強し、内申点的に受けられそうであったら受験する程度の心持ちでいきましょう。

公立高校入試に向けた勉強計画

では具体的な勉強計画についてお話しします。

繰り返しになりますが、

  1. できるだけ高い内申点を取る
  2. 入試本番でもいい点数が取れるような学力をつける
  3. 英検や漢検なども取っておく

を目標として勉強することを意識してください。

大まかな勉強の流れ

定期テストでいい点を取ることを目標に勉強する

勉強を進める上での目標は定期テストでいい点数を取ることです。

なぜ定期テスト対策に重点を置くかというと

  1. テストでいい点数を取ることが一番の内申対策だから
  2. 定期テストレベルの問題をしっかりと解けるようにすることが入試対策に直結するから

という2つの理由があります。特に理科と社会は入試でも定期試験レベル以上の問題が出ることはなく、定期テスト対策が入試対策に直結します。理科と社会の定期テストの勉強法について詳しく知りたい方は理科の定期テスト勉強法社会の定期テスト勉強法お読みください。

公立高校の入試はその他の国数英でも定期テストレベルを大きく超えません。定期テストがよく解けるようになれば入試問題もある程度解けます。

逆に定期テストでしっかり勉強できていないと内申点も悪くなりますし、入試対策のためにもう一度同じ範囲を勉強しなおさなければなりません。

塾は必要?

最近は塾に通う子が多いので、合格するためには塾に通わないといけないと思われる方も多いと思います。

高校受験に塾は必要?メリットデメリットまとめでお話ししたように必ずしも通えばいいというわけでもありません。

しかし、塾に通わないと塾がしてくれる役割を自分で担う必要があり手間がかかるということは理解しなければいけません。もし塾無しで高校受験をしようと考えている方は、塾講師として知っておいてもらいたいことを塾無しで高校受験をするときに絶対に知って欲しい3つのことでお話しししていますので一度お読みください。

内申点対策も怠らない

この記事でお話ししたように、内申点はほとんど定期テストの点数で決まりますがもちろん定期テスト以外の要素も内申点に影響します。

特に実技科目はテスト以外の要素も影響しますので、1点でも高い内申点を取るために対策をする必要があります。手っ取り早い内申点対策については内申点を5上げる!中学生の内申点対策でお話ししていますのでそちらをお読みください。

3年生では早めに未収範囲を勉強して、入試対策を始める

2年生までは定期テストでいい点数を取ることを目的に勉強をしていればいいですが、3年時では入試対策をするために早めに未収範囲の勉強を終わらせましょう。詳しい学年ごとの勉強法は後で詳しくお話しします。

公立高校の入試対策は”定期テストレベルの問題を完璧にすること”です。

そのため、定期テストのために解いた問題集を解きなおしましょう。昔に勉強したことは忘れてしまっているとは思いますが、定期テストの時にしっかりと勉強していれば思い出すのも早いです。

定期テスト勉強の復習が全範囲で終わったら、公立高校レベルの過去演習をはじめ受験に備えて準備をしましょう。

公立高校入試対策の大まかな流れをまとめると

  1. 3年生では早めに未収範囲を勉強する
  2. 未収範囲が終わったら、定期テストレベルで1年生からの復習をする
  3. 公立高校の入試の過去問を勉強する

という流れになります。

学年ごとの細かい勉強計画

では次に学年ごとに何を勉強すれば良いのか勉強計画をお話しします。

1、2年生の勉強計画

詳しくは中学1年生の勉強計画中学2年生の勉強計画話ししていますのでそちらをご覧ください。

1年生では中学校の勉強に慣れていないこともあるので定期テストの勉強をするだけで構いません。先取り勉強をする必要もありませんし、難しい問題を解けるようになる必要もありません。2年生でも特に特別な勉強をする必要はなく定期テストでいい点数が取れるように勉強しましょう。

都道府県にもよりますが、1年生や2年生の成績も合算されて調査書点になることもあります。そのため3年生の成績だけでなく1,2年生でもいい成績を取れるように定期テスト勉強には特に力を入れましょう。

3年生の勉強計画

詳しくはこちらも中学3年生の勉強計画でお話ししていますのでそちらをお読みください。

中学3年生では少なくとも夏休みごろから9月ごろまでに未収範囲の勉強を終わらせ、その後は定期テスト範囲の復習をしましょう。復習のやり方はテスト勉強に使用した問題集を解きなおすという形で行いましょう。問題集の正しい解き方について知りたい方はこちらの記事をお読みください。

復習が終わり、全ての範囲で定期テストレベルの学力がついたら過去問演習を行います。全国の公立高校はレベルが近いので、「全国入試問題正解」などを購入して過去問演習を行います。過去問演習をどうやればいいか分からない方はこちらの記事をお読みください。

そして1月や2月の受験直前期には、志望校の問題を分析し、志望校別の対策を行いましょう。

直前期に大切な志望校別対策

合格率を少しでも上げるためには学力を上げることとの他に、”志望校の入試問題を分析し、対策を立てること”が重要です。

高校により入試問題には癖があります。公立高校ですと共通問題なので、都道府県ごとに癖があります。その入試問題の癖を知り、それに合わせた対策を立てることで入試で実力を発揮することができます。例えば、「この県の入試の数学は図形問題が難しいので時間をかけすぎない」とか「この県の英語は先に英作文を解いた方がいい」というような感じです。

この志望校別対策をできるか否かで合格率は変わってきます。入試で全力を出し切りやすくなるからです。

塾でも難関校については志望校別に分析し、対策を行ってくれますが公立高校の共通問題に対してはあまり対策を行ってくれません。

そんな中、都道府県別の公立校の対策を行ってくれるのがスタディサプリというサービスです。このサービスはネットを通じて5教科18科目1万本以上の授業をいつでも好きな時に受けられるというものです。その他にも中学生の勉強をサポートする様々な機能を提供していますが、その中でも価値があるのが都道府県別の公立高校の入試対策授業です。

他のどこでもなかなか受けられない授業ですし、対策をするとしないとではかなり変わってきます。

対策授業以外の通常の授業も非常に分かりやすく価値があります。是非一度申し込んでみてください。今なら無料の体験も行っています。
申し込みは下のリンクから可能です。
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勉強以外の準備

ここまで勉強に関して色々と話してきましたが、勉強以外に入試に向けて準備することについてお話しします。主に志望校決めについてのお話です。

興味のある高校の文化祭、学校説明会に行く

1年生の時からでも興味のある高校があったらぜひ文化祭に行きましょう。3年生の時に行けばいいやと思う子も多いですが、3年生は忙しいですし、もし憧れの高校が見つかれば勉強のモチベーションになるので早めに行くことをお勧めします。

もちろん偏差値から高校を決めることも大切ですが、高校の雰囲気なども同じくらい大切です。志望校を決める際に考えてほしいことに関しては高校受験の志望校を決めるポイントお話していますので是非一度お読みください。

模試を受ける

3年生になったら模試を受けましょう。模試の種類もたくさんありますが、共通問題なら進研模試やVもぎ、自校作成校なら駿台模試などを受けることをお勧めします。

模試の結果や内申点から大体の合格判定を出すことができ、そこから志望校を絞り込みましょう。模試の合格判定や志望校の決定などについて詳しく知りたい方はこちらの記事お読みください。

志望校を決定する

最終的に志望校を決定するのは3年生の12月あたりになります。

志望校の決定に際してはこちらの記事でお話ししたようにたくさんのポイントを考えてほしいですが、公立高校は1校しか受けることができず、失敗もできないという状況が多いと思います。(私立には通わせられない、通わせたくない状況など)そのため、公立校は比較的余裕を持って志望校を決定したほうがいいと思います。

書類の準備を行う

受験校が決まったら受験校に受験に関する書類の提出を行う出願という手続きを行います。

都道府県により違いがあり、ミスは許されないことですので、このサイトではなく中学校での説明会や高校の説明会やホームページの情報をご自分で調べて出願を行うようにしてください。

まとめ

以上公立高校に合格するための道筋についてお話ししました。

繰り返しになりますが、

  1. できるだけ高い内申点を取る
  2. 入試本番でもいい点数が取れるような学力をつける
  3. 英検や漢検なども取っておく

ということが公立高校に合格するための全てです。それを実現するための方法をいくつか紹介しました。

公立高校入試は一発勝負ですので可能な限り受かる確率をあげる必要があります。そのためには1年生からでもやれることをやり、受験に備えることが大切です。

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