家庭教師の個人契約とは?契約の仕方や相場、メリットデメリットを紹介

家庭教師

家庭教師を雇う時には

  1. 仲介業者から斡旋してもらう
  2. 先生と個人契約を結ぶ

という2つのやり方があります。

この個人契約を結ぶ方法は、お得で双方にメリットがあることが多いので「家庭教師を雇うなら個人契約が良い」という方も多いのではないでしょうか?

管理人
管理人
私もいくつかのご家庭と個人契約を結んでいたことがあります。

でも、個人契約ってどうやって結べばいいのか、そもそも家庭教師の個人契約ってどういうものなのか知らない方が多いと思います。

そこで今回は家庭教師として実際の多くのご家庭と個人契約も結んできた私が家庭教師と個人契約する際に知っておくべきことを全てお話しします。

この記事を読めば個人契約をするやり方がすぐに分かるようになりますよ!

管理人
管理人
知らない事だらけで不安だと思います。でもそれは初めての事なので当たり前のことです。私が全て解説するので是非参考にしてくださいね!

そもそも家庭教師の個人契約とは?

家庭教師の個人契約とは、家庭教師としてお子様の指導を行う先生と家庭で直接の契約を結ぶことを指します。多くは大学生と個人契約を結ぶことが多いです。

授業内容や授業の日程、時給なども全て先生と直接話し合います。

個人契約をしない場合には、仲介業者を挟むことになります。(家庭教師のトライや家庭教師の○○というのは全て仲介業者です。)

個人契約を行うことで仲介業者に支払う分の費用を押さえられたり、いちいち仲介業者を通して連絡を行う手間を省いたりすることができます。もちろんいくつかのデメリットは存在しますけどね。

個人契約のメリット、デメリット

個人契約をする場合としない場合(仲介業者を挟む場合)にはそれぞれメリットデメリットがあります。ここでは個人契約をする場合のメリット、デメリットについてお話ししたいと思います。

個人契約のメリット

メリット
  • 費用を安く抑えられる
  • 指導の頻度や場所などを好きに相談できる(連絡が楽)
  • 先生側のモチベーションも上がる
  • 面倒な手間が減る

費用を安く抑えられる

仲介業者に支払う分の費用がないため、授業料も安く抑えられます。

管理人
管理人
家庭教師の仲介業者に支払う額は割とえげつないです笑

1時間5000円を支払って、先生に入る額は1500円なんてことがざらにあります。

それなら先生と直接1時間1500円という契約をしてしまえば、費用を3分の1以下に抑えられます

指導の頻度や場所などを好きに相談できる

個人契約では先生と直接メールや電話で連絡を取り合います。(今はLINEで連絡している方も多いです)

直接連絡が取れると、
「子供の帰りが遅いから1時間授業を遅らせて欲しい」
「急に、明日授業をして欲しい」
「次の授業は家ではなくカフェでして欲しい」

といった急な連絡や、授業の追加や変更にも柔軟に対応することができます

個人契約でない場合は、仲介業者を通しての連絡になることが多いです。そうすると急な連絡や柔軟な対応をしてもらうことは難しくなります。

先生側のモチベーションも上がる

先ほどの例では

「仲介業者に1時間5000円支払い先生に1500円入っているところを、先生と直接1500円で契約する」とお話ししましたが、実際には仲介業者を通した場合よりも高めの時給を設定することが多いです。

例えば先生と時給2000円で契約したりすることになると思います。

そうすると先生側も時給が上がるので指導のモチベーションが上がります。

面倒な手間が減る

仲介業者を挟むと、授業後に毎回書類に目を通してサインを行ったりしなければいけないことがあります。他にも月に1回、授業についての評価を行ったりすることも。

そういったことを面倒と感じる方には、個人契約ではその手間が省けるのでメリットと言えるでしょう。

個人契約のデメリット

デメリット
  • 先生の変更がしづらい
  • お金に関する話がしづらい
  • トラブルが生じる場合がある
  • 先生を見つけづらい
  • プロとの契約は難しい

先生の変更がしづらい

家庭教師を雇うことでお子様の成績が上がるか否かは、指導を行う家庭教師の質にかかっています。

もし「先生はうちの子に合っていない」と感じても、指導が始まった後では先生を変更するのは難しくなります。
言い方はどうであれ、「もう授業は十分です」と直接言うことになります。なかなか言い出せない方が多いのではないでしょうか?

仲介業者を挟んだ場合は、すぐに先生の変更をお願いできますし、指導を始めるまでに何人かの先生から体験授業を受けるということもできます。

お金に関する話がしづらい

「うちの予算は月○○円だからそんなに授業は増やせない」
「時給は○○円までしか払えない」

そういった交渉を先生と直接行うこともやりづらいですよね。

トラブルが生じる場合がある

個人契約では細部まで決められた契約書を交わすことは少ないため、何か不測の事態が生じたときにトラブルが生じやすくあります。

例えば、直前に授業をキャンセルした際の授業料の支払いなどですね。

先生との間で直接話し合わなければいけないので、解決までに手間がかかってしまいますし、時には関係が悪化することもあるかもしれません。

先生を見つけづらい

個人契約をする上での大きな問題が、「お子様に合った先生を見つけづらい」ということです。

個人契約での先生の見つけ方は次でお話ししますが、100%理想の経歴を持つ先生と契約できるかは運次第でしょう。

仲介業者を通す場合は、何千人と登録している中から合った先生を選んでくれるので良い先生と出会う可能性は高くなります。

プロ講師とは契約しづらい

バイトの大学生とではなく、専業のプロの家庭教師に指導して欲しいと思う方もいると思います。

しかしプロの家庭教師の多くはどこかの家庭教師の仲介会社に属していることが多く、個人契約は禁じられています。

そのためプロの家庭教師と個人契約を行うことは幾分難しくなります。

管理人
管理人
個人契約も一長一短です。デメリットを理解した上で契約すれば基本的には良いことの方が多いとは思います。

個人契約をする先生(大学生)の見つけ方

さて個人契約のメリットデメリットを分かってもらったうえで、次は実際に個人契約をする先生を見つける方法をお話しします。やり方は2つあります

  1. 知人からの紹介
  2. 家庭教師募集サイトで募集する
  3. 仲介業者から紹介された先生と個人契約を結ぶ(禁止されています!)

知人からの紹介

1つ目は、ママ友などの知人から紹介してもらうやり方です。

既に家庭教師の指導を受けているご家庭から、その先生を紹介してもらいましょう。受験が終わった後などに一旦契約を打ち切るご家庭も多く、そういったタイミングで先生を紹介してもらうことができます。

これまで知人のお子様を指導していたので、先生の質も保証されていて、安心して授業を受けることができます。

管理人
管理人
ちなみに私が個人契約をしていた時も指導していたご家庭のママ友繋がりで紹介して頂いていました。

家庭教師募集サイトで募集する

2つ目は、家庭教師募集サイトで募集するやり方です。

「家庭教師 掲示板」で検索すると、いくつか家庭教師を仲介するサイトがあります。有名なのは家庭教師のToLastですかね。

こういったサイトでは、指導して欲しい内容や時給の条件、住んでいる地域を書くことで登録している大学生などからオファーが届きます。

その中から好きな先生を選んで個人契約を交わすことができます。上でお話しした家庭教師のToLastでは契約が成立した時に7800円を支払いますが、支払うのはそれだけです。残りは完全な個人契約になります。

他にも完全無料のサイトもあります。

管理人
管理人
これも結構メジャーですね。

【禁止】仲介業者を通した家庭教師を個人契約に持ち込む

ここで紹介する方法は禁止されている方法です。

仲介業者に頼んで紹介された家庭教師を、頃合いを見計らって個人契約に持ち込むご家庭があります。

もちろん家庭教師の仲介業者にとってはたまったものではないので禁止されています。しかし、実際には行っている家庭が多いように感じます。

「上の子が仲介業者を通して指導してもらっていて、新たに下の子の指導も頼むときに個人契約を交わす」ぐらいならギリギリセーフな気がします。(必ず家庭教師の業者の契約事項を確認してください!)

管理人
管理人
「家庭教師 個人契約」と調べると、「家庭教師 個人契約に持ち込む」というサジェストが出るほど広く行われてしまっているのかもしれませんが、禁止されています。行わないようにしてください。

このような2つのやり方で家庭教師の先生を見つけることができます。

個人契約をする際の相場は?大学別に目安を紹介

個人契約をする際に問題になるのが時給です。

どれほど払うべきなのか目安も分からない方が多いと思います。ここでは大学生を家庭教師として雇うことを考えて、大学別に時給の目安を紹介します。(プロの家庭教師は個人契約しづらいです。)

大学生の家庭教師の時給の目安

  • 普通の大学生→1500~2000円
  • 早慶上智などの名門大生→2000~3000円
  • 東大生→4000円
  • 医学部生→4000~6000円

というのが大体の目安です。これに加えて、交通費を実費で支払うことが多いです。

早慶などの名門大学だと2500円、東大生になると4000円ほど、医学部生だと5000円以上支払うことが多いです。

もちろん交渉次第なのが個人契約の強み(?)なので、交渉次第ではお得に雇うことができます。(医学部と言ってもその中でもランクがありますしね)

契約書は交わさないことが多い

こういう契約は契約書を交わしたほうがトラブルが起きづらいのですが、実際は契約書を交わさないことがほとんどです。

口約束やメールで合意を得るだけで済ませてしまいます。

家庭教師の個人契約はお互いの信頼で成り立っています。

個人契約の流れ

では最後に個人契約の流れをお話しします。

  1. 家庭教師と連絡を取る
  2. お金について明確に合意を得る
  3. 体験授業や3者面談を行う
  4. 授業を開始する

家庭教師と連絡を取る

上で話した方法によって指導をお願いしたい家庭教師の連絡先を入手したら、連絡を取りましょう。

連絡をする際にはお子様の情報をしっかりと伝えましょう。

  • お子様の名前
  • 学年や学校名
  • 現在の学習状況
  • 指導をお願いしたい教科
  • 指導の頻度や時間

などです。また、体験授業や面談を希望する際にはその旨も記載しましょう。

経験のある家庭教師にお願いする場合には、向こうに任せていても話が進みますが、経験がない家庭教師に依頼する場合はご家庭側から主体的に契約を進めなければいけません。とは言ってもそんなに難しいことも無いので、指導を依頼したい旨を伝えましょう。

お金について明確な合意を得る

体験授業や3者面談を行う前に、必ずお金について明確な合意を得ましょう。

時給や交通費についていくら払うのか。いつ(都度払いか月末払いか)、どのような形(現金か振り込みか)で払うのかを明確に示し、合意を得ましょう。

トラブルを避けるためには、お金に関することについては明確にしなければいけません。

体験授業や3者面談を行う

体験授業や3者面談を行うことを希望する場合は、その旨を伝えて行いましょう。

よく分からない場合は、体験授業1時間30分、3者面談30分で初回の授業をお願いすると無難です。

3者面談では受け身にならずに、ご家庭側から家庭教師に希望することを伝えたり、疑問点を質問したりしましょう。これもより良い指導を受けるためのポイントです。

授業を開始する

体験授業や3者面談を終えて「この先生にお願いしたい」と思えば、正式に指導をお願いしたい旨を伝えましょう。

授業の日程の決め方なども話し合っておくと今後上手くいきます。

最初の方は上手くいかないかもしれませんが、1,2カ月もすれば慣れてきます。

まとめ

今回は家庭教師の個人契約についてお話ししました。個人契約がどのようなものか分かってもらえたでしょうか?

個人契約は基本的にはお互いにWin-Winの関係が築けることが多いのですが、時には面倒なことが起こってしまうことも無くはありません。

家庭教師の先生を家に呼ぶまでにやるべきことなどさらに具体的な手順はまた別の記事でお話ししますね!

ABOUT ME
アザラシ先生
中学時代は週7回の部活をこなしながら、定期テストでは480点以上で学年1位。模試でも全国1位を取り、最難関校に合格。 塾講師、家庭教師として中学生に正しい勉強法を教えることで成績アップに導いています。
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