知っておくべき知識

私立高校受験の仕組みと入試問題の特徴は?合格に必要な力とは

高校
この記事のまとめ

私立高校の

  • 受験の仕組み
  • 入試問題の特徴
  • 合格するのに必要な力
  • 私立受験に向けた勉強法

を解説します。

そろそろ子供の進学先として私立高校も考えなきゃ。。。

と思ったけれど、初めての子供の高校受験で正直受験制度が良く分からないということはありませんか?

私立受験は推薦だとか一般だとか初めての受験を迎える方にはよく分からないことが多いと思います。でも受験までには絶対に知っておかなければいけません。

そこでよく分からない!といった方に分かってもらえるように、今回は私立受験の仕組みと入試問題の特徴を丁寧に解説します。家庭教師として仕組みだけでなく、私立に合格するのに必要な力、やるべき勉強法も紹介するのでそちらも是非見てみてください!

管理人
管理人
知って欲しいことはたくさんありますが、大切なことは強調してお話しするのでなんとなくイメージをつかんでみてくださいね!

私立の高校受験の仕組み

私立の高校受験は

日程が被らなければ何校でも受けることができます

私立高校受験はその仕組みから

推薦入試と一般入試

の2つに分けられ、それぞれの入試で制度が異なります。

入試制度は高校によって異なります。推薦入試がない私立高校も存在します。志望校の入試の情報は各自調べてくださいね!

推薦入試

推薦入試とは、

面接、小論文による入試

で、一般入試の前に行われます。(1月ごろ)

推薦入試の中でも受ける高校が第1志望かどうかで単願推薦と併願推薦という2つの入試に分けられます。単願、併願のどちらでも基本的な流れは変わらなく、こんな感じです。

推薦入試は、まず受験資格を得る必要があります

受験資格を得るまで

管理人
管理人
推薦入試は誰でも受けられるわけではありません!

その名の通り、学校長からの推薦が必要な入試です。

基本的には

生活態度が悪くなくて内申点が高校側の基準を超えていれば受験できます

内申点が高校の基準を超えていればいいのですが、欠席が多い場合や素行が悪い場合は推薦がもらえないこともあります。

推薦入試の内容

入試の内容は

面接、小論文、適性検査

の内からいくつかが行われ、その結果に基づいて合否が決定します。

適性検査は、簡素な学力テストのことです。おおよその学力を判断します。

管理人
管理人
面接と小論文が行われる高校が多いですかね。

高校によっては、受験資格を得られればほぼ合格が確約されることもあります。

管理人
管理人
基本的に推薦入試はこんな流れです。分かってもらえましたか?次はよく聞く「単願」「併願」についてのお話しです。

単願推薦

単願推薦とは

第1志望に対する推薦入試のことです

つまり

合格したら必ず進学しなければいけません

管理人
管理人
「絶対にあなたの高校に進学したいから、合格ください!」っていう入試です。

単願推薦を受けて合格を貰った場合、その時点で受験は終わりです!

入学を約束する分、併願よりも基準が緩くなります。(合格しやすい)

併願推薦

併願推薦は

第1志望じゃなくても受けられる推薦入試です

つまり

合格しても進学しなくていい

推薦入試になります。

基本的には、落ちた時に進学する高校を確保しておく入試です。落ちた時の進学先を確保するための入試なので、受験資格さえ得られれば、ほぼ全員合格が貰えることが多いです。

管理人
管理人
「他の志望校に落ちた時のために合格ください!あなたの高校も私のような内申点が高くて優秀な生徒が欲しいでしょ?」っていう入試です。

併願推薦で合格を貰っても(受ければほぼ貰えます)、あとの入試は全て受けて、結果が全部出てから進学先を決定します。

推薦入試のまとめ

  • 推薦入試は一般入試の前に行われる、内申点などの条件を基準を満たした生徒が受けられる入試。
  • 面接や小論文で合否が決定する
  • 合格した時の進学の義務の有無で、単願推薦と併願推薦に分けられる
管理人
管理人
ここまでの推薦入試の説明は分かってもらえましたか?こんなに話しましたが、推薦入試はレアな存在でみんなが受けるわけではありません。偶然条件が揃ったら受けるって感じです。

みんなが受けるのは次に紹介する「一般入試」です。

一般入試

推薦入試に対して一般入試はその名の通り

入試の点数で合否が決まる入試です

推薦入試と異なり、一般入試は

誰でも、何校でも受けることができます

公立入試では、調査書点(内申点)+テストの点数 で合否が決まりますが、私立の一般入試は

テストの点数だけで合否が決まります

管理人
管理人
実力一発勝負です!シンプルなテストなのであまり話すことはありませんね。笑

私立高校の一般入試のまとめ

  • テストの点数だけで決まる普通の入試
  • 日程が被らなければ誰でも何校でも受けられる

私立高校受験の入試問題の特徴

管理人
管理人
入試の種類は分かってもらえましたか?

一般入試では入試問題を解きますが、実は私立高校の入試問題は公立高校の入試とは大きく異なります。

高校
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ということで、私立高校を受験する場合はその特徴を押さえておかなければいけません。

そこで次に私立高校の入試問題の特徴を紹介します。

国数英の3教科入試

1番の公立入試との違いは

国数英の3教科入試であること

です。公立入試では理科社会を加えた5教科入試が多いですが、私立では3教科入試が主流です。

管理人
管理人
ということは、「うちの子は私立しか受けません!」という場合は理科社会の勉強をしないで良い訳ですね

公立を受けないと割り切る選択をされるご家庭は意外といます。特に大学付属校を受験する場合などに多いですね。

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私立一本にする場合は、3教科の勉強だけに集中することができます。

管理人
管理人
最難関私立高校は5教科入試が主流です。開成高校とかですね。

内申点を使わない

私立の一般入試では基本的に

内申点を使いません

公立高校では内申点が大きく関係してくるため、内申点が悪いと受験が大きく不利になります。その点、私立の入試は全く使わないので内申点が悪い子には有利です。

遅刻欠席の数も問われないことが多いので、不登校の子も対等に受験することができます。

内申点と受験の関係についてはこちら

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選択問題をマークシートで解答する

私立の一般入試では

選択問題が多いです

公立高校の入試では、国語の論述や作文、英語の英作文、数学の記述など文章を書いて答える問題があります。

それに対し私立入試では、莫大な人数が受けるため、採点の効率化のために選択肢問題をマークシートで解答することが多いです。

管理人
管理人
つまり、私立はめちゃくちゃ運が良ければ勉強しなくても受かりますよ!笑

すると、選択肢を絞る練習やマークシートに慣れる練習(意外と大切!)をしておく必要が出てきます。

管理人
管理人
私立入試の特徴は分かってもらえましたか?ではこんな入試を突破するにはどんな力が必要なのでしょうか?次にお話しするのはそんなことです。

私立高校に合格するのに必要な力

私立高校に合格するためには

国数英の3教科の学力

これだけが必要です。

私立の一般入試は良くも悪くもテスト一発勝負のため、学力さえあれば受かります。

管理人
管理人
内申点もクラブ活動も必要ありません。信じられるのは学力のみ!

そのため、私立高校に合格したい子は

3教科の学力を誰よりもつけることを目標に勉強しましょう

管理人
管理人
大切なのは学力。その学力はどのようにつけられるのでしょうか?最後に私立入試に向けた勉強法についてお話しします。

私立合格に向けた勉強法

憧れの私立高校に合格するためには1年生から何をすればいいの?

私立高校の入試対策として

「内申点が悪くてもよくて、3教科だけの学力だけつければ良いのだから、学校の授業を無視して国数英の勉強を進めればいい」

といった考えを持っていられる方もいますが、それは誤りです。

私がそのように言う理由と正しい私立対策の方法を最後に紹介します。

私立入試に向けた勉強の進め方

私立入試だからと言って何か特別な勉強をするわけではありません。

私立に向けた勉強では

1,2年の内は定期テスト対策を行い、3年は定期テスト対策に加えて発展的な内容を勉強します。勉強の基本となるのは毎回の定期テスト対策です。

3教科の勉強だけを行うのではなく、少なくとも2年生までは5教科の勉強を行います。3年生になってから、「私立一本で行く!」と決めた場合は3教科の勉強に絞りましょう。公立高校も受ける子はそのまま5教科の勉強を継続します。

管理人
管理人
私立志望でもやるべき勉強はこんな感じです。2年生までは5教科の勉強をして公立高校を受ける可能性を残しておきましょう。

定期テスト対策をする理由

内申点が要らないのに定期テスト対策をする必要はあるの?

と思われるかもしれません。

定期テスト対策は、内申点対策という意味ではなく、基礎学力をつける上で非常に重要なので私立志望でも対策を行うべきです。

学力をつけるために大切なのは、一番簡単な基礎の知識を穴なく埋めること。特に学校の定期テストで出題されるレベルの問題を完璧に解けるようにすることです。

私立の難しい入試問題を解けるようにするためには、定期テストで80点以上を取れるくらいの基礎学力は必要です

基礎学力をつける勉強を自分で行ってもいいのですが、せっかく中学で定期テストという絶好の機会があるのですから、その時に勉強したほうが良いですよね。

管理人
管理人
点数という目標もあり、勉強する範囲も小分けされていて、基礎を固めるには絶好の機会です。

そのため、私は少なくとも3教科は定期テスト対策を行うことをお勧めします!

管理人
管理人
逆に定期テストで良い点数が取れていないのは明らかに学力不足です。高い内申点を取ることが目的ではありませんが、学力がついた結果、自然と内申点も高い。という状態にしたいです。
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1年生からサボらずに学力をつける

このように定期テスト対策をしていけばいいのですが、ポイントは

1年生からサボらないことです

1年生でもサボってしまうと、3年生の受験前に復習しなおす手間がかかってしまいます。

管理人
管理人
長年の指導経験からこれだけは伝えたいです。

受験前の復習は本当に面倒くさいです。

必ず1年生からサボらずに勉強しましょう。結果的にそれが1番楽です。

でも子供は部活で忙しいから、勉強まで手が回らないかも

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2年生までは5教科の勉強をする理由

1年生から3教科だけの勉強に絞らないのは単に3年生までは公立受験の可能性を残しておきたいからです。

大体の進路を決めるのは早くても3年生になってから。それまではどの高校でも狙えるように5教科の勉強をしておきましょう。

まとめ

今回は私立の高校受験についてお話ししました。

管理人
管理人
大体どんな感じか分かってもらえましたか?受験制度って結構難しいですよね。

このブログでは中学校での勉強や高校受験に関する様々な情報を発信しています。他にも気になることがあれば記事を探してみてくださいね!

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中学時代は週7回の部活をこなしながら、定期テストでは480点以上で学年1位。模試でも全国1位を取り、最難関校に合格。 塾講師、家庭教師として中学生に正しい勉強法を教えることで成績アップに導いています。
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