内申点

内申点と部活は関係ない。部活の内申点への影響について

内申点と部活

「部活をやってると内申点は上がるのか?」
「部活を辞めてしまうと内申点に響くのか?」

部活がどれくらい内申点に響くのか気になる方が多いと思います。

あんなに時間と労力を割いているのですから、少しは高校受験で有利に働いて欲しいですよね。

そこで今回は、部活が内申点に影響を及ぼすのかどうか、「途中で部活を辞めると内申点に響くのか?」など部活と内申に関する疑問に答えていきます。

管理人
管理人
調査書点や内申点など紛らわしい記事になってしまっています。ごめんなさい。ただ分かって欲しいところだけは強調してあるのでそこだけは押さえてくださいね!

基本的に部活は内申に影響しない

いきなり結論から入りますが、基本的には

部活は内申点に影響しない。ただ一部の地域や高校では優れた成績を残せば加点されることもある

受験では、内申点とその他の中学での活動を点数化し合計した調査書点というものが合否判定に使われます。

調査書点=内申点+勉強以外の中学校での活動の点数

この調査書点と言うのは成績表全体を点数化したものと考えてください。

「調査書点に勉強以外の中学校での点数も含まれているのなら、部活も調査書点に影響するのではないか?」と思いますよね。

しかし、後半の勉強以外の中学校での活動の点数はほぼ(全く)考慮されない地域がほとんどのため、結果として内申点しか受験では使われません。

回りくどくなりましたが伝えたいのは、

受験で使われるのは各教科の成績を合計した内申点だけであり、部活は考慮されない

ということです。

紛らわしいところの解説

  • 調査書点:受験で使われる値。中学校での生活を数値化した値になっているが、事実上内申点しか考慮されない。調査書点=内申点+その他の活動の得点 になっているが、実質内申点しか考慮されない。
  • 内申点:各教科の成績を合計した値。

内申点というのは、それぞれの教科の成績を合計した値であるので部活動の評価が入り込む余地はそもそもありません。受験では内申点から計算される調査書点が使われますが、内申点から調査書点を計算するときに部活動の評価で加点される場合もあります。

皆様が気になっているのは、この調査書点への加点のことです。

繰り返しますが、部活によるこの加点は優れた成績を残した場合のみ、一部の都道府県や高校の入試を受ける時に考慮されることがあるくらいです。基本的には加点されません。

この調査書点のことも内申点と呼んでいる方がほとんどなので、この記事でも便宜上内申点と呼んでいます。

部活が内申点に影響する場合とは?

では一部の地域で考慮される場合とはどんなものなのでしょうか?

例えば埼玉県では、部活動が評価されます。埼玉県の調査書点は

調査書点=学習の記録得点(180点)+特別活動等の記録の得点(60点)+その他(10点)

となっています。

この学習の記録の得点というのは、部活動や学級活動、委員会などでの活動を点数化したものです。

そしてこの特別活動等の記録の得点には60点と十分な配点が与えられています。そのため、部活動が内申点に大きな影響を及ぼすことになります。

このように部活が内申点に影響する地域もあるので、お住いの地域の情報を必ず調べてくださいね!

管理人
管理人
各地域の教育委員会のHPに載っていますよ!

それでも内申点における部活の影響は微々たるもの

では埼玉県では部活に入っていれば内申点が上がるのかと言うと

そんなことはありません。

というのも、

全国大会、関東大会、県大会ベスト8など優れた成績を残すか、部長、副部長を務めなければ点が与えられないからです。

ということは、部長、副部長以外で良い成績を残せなければ、やっていなかったのと同じになります。

管理人
管理人
なかなか厳しい基準ですよね。

私立の受験で部活による加点がある場合でも、同じように優れた結果を残していることが条件であることがほとんどです。

まとめ

  • 基本的には部活動に入っていても、受験では考慮されない
  • 一部の都道府県の公立高校受験や私立高校受験では部活の評価で加点される
  • その場合でもかなり優れた成績を残さなければ加点されない

部活を辞めたら内申点に影響はある?

A. そもそも部活が内申点に影響がないので、もちろん途中で辞めてもありません。

部活を頑張ったら内申点に影響はある?

A. 地域によっては、部長や副部長を務めるか県大会ベスト8以上などの優れた成績を残さば加点されることもあります。

どんなに頑張っても全く加点されない地域もあります。

管理人
管理人
東京都は全く考慮されません。無慈悲。

部活はやるべきなの?

「部活をやっていても内申点が上がらないのなら、部活をやらずにたくさん勉強してもらった方が良いのではないか?」

親からするとそう考えることもあると思います。確かに部活は受験にとっては役に立たないもののように見えるかもしれません。

しかし、部活を通して得られる友人や経験はかけがえのないものです。また、中学生活は高校受験のためだけにあるものでは決してありません。

私の体感上では部活をやっている子が受験で不利となることは意外にもありません。部活をやっていても、やっていなくてもそこまで学力は変わらないというのが私の経験からの考えです。

もしお子様が部活をやろうと考えているのなら、高校受験にために部活を諦めるという選択をする必要はないと思いますよ!

まとめ

今回、部活と内申点の関係についてお話ししました。

まとめ

  • 基本的には部活動に入っていても、受験では考慮されない
  • 一部の都道府県の公立高校受験や私立高校受験では部活の評価で加点される
  • その場合でもかなり優れた成績を残さなければ加点されない

部活と内申点の関係は分かってもらえましたか?

なかなか複雑な制度ですが、細かいところまで分かっていないといつの間にか受験で不利になってしまうかもしれません。

都道府県によって扱いがかなり違うので、必ずご自身でも調べてくださいね!

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ABOUT ME
アザラシ先生
中学時代は週7回の部活をこなしながら、定期テストでは480点以上で学年1位。模試でも全国1位を取り、最難関校に合格。 塾講師、家庭教師として中学生に正しい勉強法を教えることで成績アップに導いています。
アザラシ塾とは

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アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。


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