この記事では、お子様が高校受験で都立高校に合格するために
- 都立高校入試の仕組み
- 合格するための3年間の過ごし方
- 志望校の選び方
など、都立入試について知っておくべきことをまとめて紹介します。
この記事を読むことで、お子様の都立入試までの流れを把握することができますよ!
うちの子には絶対に都立高校に進学して欲しい。。。
都内の中学校にお子様が通われている方なら、進学先として都立高校を考えている方がほとんどではないでしょうか?
都立高校は学費面はもちろん雰囲気の良さも魅力的です。最近は高校独自の特色的な教育をする都立高校も増えてきています。
しかし、都立入試はただ入試を受けるだけの試験ではありません。そのため、都立入試ではその入試制度をきっちりと把握して1年生から対策をしていく必要があります。
そこで今回は、特に中学1,2年生のお子様を持っていて都立高校進学に興味がある方に向けて
- 都立高校入試の仕組み
- 合格するために3年間でやるべきこと
- 志望校の決め方
などを紹介したいと思います。
Contents
都立高校入試の仕組み
まずは都立高校の入試がどのような仕組みで行われるのか?どうしたら合格できるのかをお話しします。
2つの入試形式
都立入試には次の2つの形式があります。
- 推薦入試
- 一般入試
推薦入試、一般入試は実施される時期と合格者を選抜する仕組みが違います。ちなみに両方とも受けることができます。
推薦入試とは
推薦入試とは、簡単に言うと
調査書点(内申点)と面接、小論文の点数
で決まる入試
です。一般入試の前、1月中に試験が行われます。
都立の推薦入試は
倍率が非常に高く、要求される内申点も非常に高いことから「基本的に落ちる入試」です。
あくまで合格に向けて対策をするのは一般入試の方です。推薦入試は、内申点が高かったらオマケ程度に受けてみるものだと思っておいてください。
一般入試
一般入試は
内申点と当日のテストの点数
で決まる入試
です。毎年2月の20日前後の週に行われます。
入試と言えば基本的にこちらの一般入試を指します。このページではこれから一般入試で合格するためにお話しをしていきます。
都立一般入試の仕組み
都立の一般入試の仕組みを説明します。少し複雑な制度になっていますが、大切なことなので細かいところまでしっかりと覚えてください!
都立の一般入試では
調査書点と当日のテストの点数で決まり
その比率は、
調査書点3割、テストの点数7割
となっています。
調査書点というのは、内申点とほぼ同じものだと思ってください。詳しくは内申点、調査書点の計算方法で解説しています。
調査書点(内申点)について
この3割を占める調査書点(内申点)ですが2つ知っておいて欲しいことがあります。
1つ目は
3年生の2学期の成績が使われること
調査書点、内申点は中学の成績から計算されるのですが、受験では3年生の2学期の成績をもとに計算がされます。制度上は3年生の2学期に成績さえ良ければいいということになります。
2つ目は
実技教科(副教科)は2倍される
ことです。東京都の入試ではただ全ての教科の成績を足し合わせるのではなく、
実技教科の成績だけ2倍して足し合わせた値
が使われます
詳しくは内申点、調査書点の計算方法を1度見てみてください!
都立高校の入試の仕組みのまとめ
都立高校入試は
内申点3割、テスト7割で決まる
そのため合格するためには
- 高い内申点を取る
- 受験に向けて学力をつける
この2つを目標として勉強していきます!
合格に向けての3年間の勉強法
では次に都立高校に合格するためには何をすれば良いのか?中学3年間の大まかなスケジュールと勉強法を紹介します。
中学3年間は定期テスト重視で進めよう
都立高校を目指す子は
定期テストで良い点数を取ること
を目標に勉強をしていきましょう。1にも2にも定期テストです。1年生の最初から3年生の2学期まで、定期テストで良い点数を取れるようにやっていきましょう。
都立高校の入試問題(共通問題)は、教科書レベルの基礎問題が多くを占めます。
そのため学校の授業の内容を定着させることが受験に直結してきます。授業内容を定着させるうえで、絶好の機会が定期テストです。定期テストで良い点数が取れるくらい授業内容を覚えるようにしましょう。
勉強法
自校作成校以外の都立高校を目指す子は、学校の授業の復習ができていれば十分です。日頃は授業の復習を行い、定期テスト前に対策を行いましょう。それだけで大丈夫です。
塾に通えば塾でも同じ内容の授業が受けられるので比較的楽に勉強を進めることができますが、必須という訳ではありません。それよりも毎回の定期テストで良い点数を取ることの方が大切です。
部活で忙しいという子は、【進研ゼミ中学講座】がお勧めです。塾じゃなくていいの?と思うかもしれませんが、都立高校ならこのレベルで十分ですよ!
中2の春休みから受験勉強開始!
2年生までは授業の復習と定期テスト対策だけで大丈夫ですが、2年生の春休みからは少し勉強時間を増やして本格的な受験勉強を始めます。
とは言っても都立高校を目指す子は、基本問題を解けるようになることが目標ですので
- 忘れてしまった範囲の復習
- 覚えきれなかった範囲の復習
をこれまでの勉強にプラスして行います。
十分知識がついた冬ごろからは過去問演習をして受験に臨みます。
勉強法
受験勉強と言ってもこれまでの復習ですので
これまで解いた問題集を解きなおす
これだけです。
冬からの過去問演習についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。過去問の取り組み方
志望校の決め方
最後にお話しするのは、志望校の決め方です。都立高校はたくさんあるので
うちの子にはどこの高校が良いのだろう?
と悩んでしまう方も多いでしょう。そこで私なりの都立高校の志望校の決め方を紹介します。
まずは学力から受かりそうな高校を絞る
都立高校はたくさんありますが、受験して受かりそうな高校でなければ受ける価値はありません。そこでまずは学力から志望校を絞ります。
そこで活用したいのが模試です。
Vもぎ、Wもぎ
が都立高校を受ける子にはお勧めです。(みんな受けています!)
この模試では
- 内申点
- 模試の点数
を合計して評価するので、より正確な判定が出ます。
この模試で
できればA判定、最低でもC判定の
高校から志望校を選びましょう
模試の判定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
雰囲気から高校を選ぶ
学力で高校を絞っても、都立高校は数が多いのでまだまだ選ぶことができます。
次の決め手は、「どの高校に行きたいか」です。都立高校でも特色があり
- 校風
- 力を入れていること
- 生徒の雰囲気
などは高校の色が出ます。1番お子様が行きたいと思える高校を探しましょう。文化祭に行くことは強くお勧めしますよ!
まとめ
今回は都立高校受験についてお話ししました。
- 都立高校入試の仕組み
- 合格するための勉強法
- 志望校の選び方
は分かっていただけましたか?
都立高校受験は、1年生からコツコツと積み立てていくことが重要です。特に定期テストは次からでも良い点数が取れるように改善してみてくださいね!
アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。
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家庭教師としてこれまで指導してきた子を全員志望校に合格させてきました。
受験で志望校に合格するためには、お子様とご両親が正しい考え方で長期的な戦略を立てること、そして入試で1点でも多く点数を取るためのテクニックを身につけることが大切です。
しかし、そういった実戦的なコツは塾では教えてくれません。
塾に通って言われるまま勉強をするだけでお子様は志望校に合格できそうですか?
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