中学生の子供の成績で悩まない方はほとんどいません。内申点をあと1点でも上げたい、上げてもらわないといけないと感じていますよね。
脅すわけではないですが、成績(内申点)は特に公立高校の入試では入試の3割から5割ほどを決める重要な要素であり、入試を受ける前に合否は半分近く決まっていることになります。
「目指している高校に合格するためには、今この学期の成績から成績を上げなければいけない。」そう感じていられるのではないでしょうか?
そこで今回は、中学生が成績を上げるためにやるべきこと(内申点対策)を、簡単ですぐに効果が出る順番に紹介します。
この記事を読めば、正しい成績の上げ方を知り、実践することで今すぐ成績を上げられるかもしれません。
ちなみに私が中学生の頃はこのようなことを実践し、美術以外は常にオール5でした。
Contents
成績(内申点について)
これから話すことをよく理解してもらうために、初めに成績(内申点)についていくつか知っておいて欲しいことをお話しします。
詳しくは知っておきたい中学の内申点、成績についての基礎知識でお話しししているのでそちらをご覧ください。一度そちらを読んでからこちらの記事を読んでもらった方が効果は高いと思います。
成績の出され方
詳しいことは担当の先生しか知りようがありませんが、成績は大体
成績=定期テスト(または実技テスト)の点数+授業態度+提出物の評価
で出されます。とは言ってもほとんどが定期テストや実技テストの点数で決まります。
以上からいい成績を取るためには
- 定期テストや実技テストでいい点数を取る
- 提出物は出し忘れない。適当にやらない
- 授業を真面目に受ける。先生にあんまり反抗しない
ということが重要です。これができればいい成績は取れます。
内申点と高校入試への影響
内申点とは成績を点数化したものです。この点数が入試本番の試験の点数と合算されて合否が決まります。
9教科それぞれ5点満点で出されますが、それを全て合計した得点を素内申といいます。
素内申=すべての教科の点を単純に合計した値
重要なのは、多くの高校では素内申は入試に使われないということです。入試では素内申に少し計算を加えた換算内申というものが使われます。
この換算(計算)の方法は都道府県や高校によって異なりますが、一般的な都立高校を例にとると
換算内申=(国数英理社の5教科の素内申)+(実技4教科の素内申)×2
満点は素内申で5教科が25点、実技教科が20点ですので
換算内申の満点は25+20×2=65点
になります。
ここで押さえておいて欲しいことは、実技4教科の方が入試に影響するということです。
これは国数英理社の5教科は当日のテストで実力を測るというスタンスだからです。
成績を上げる方法
前置きが長くなりましたが、成績を上げる方法を簡単ですぐに結果が出る順に並べると
- 授業態度や課題の提出状況を改める
- 実技教科のテストで本気を出す
- 主要5教科のテストの点数を上げる
となります。先ほど「成績はほとんどテストの点数から算出される」と話しましたが、テストの点数を上げるのは一番手間と時間がかかります。
それ故、今すぐ成績を上げなければいけない時には簡単に対策できるところからやっていきましょう。
授業態度や課題の提出状況を改める
テストでそれなりに良い点数を取っているのに成績が悪い教科はありませんか?
それは授業態度や課題を出していなかったり適当にやりすぎていることが原因です。
先生がうざかったり、授業の内容が簡単すぎて真面目に聞く気が起きないのはわかります。しかし、成績のためには我慢して真面目に授業を聞いてるふりをしましょう。
提出物も量が多くて塾の宿題を優先してしまったりしまうかもしれませんが、成績のために平均的な完成度で提出するようにしましょう。
これはやり始めたその学期からすぐに結果が出ますのですぐに取り組みましょう。
実技教科のテストで本気を出す
先ほど言ったように、実技教科の成績の方が入試に影響します。
では、期末テストで実技教科のテストのために本気で勉強していますか?
90%くらいの子は実技教科のテストは主要5教科のおまけくらいにしか思っていません。その気持ちは分かります。実技教科は実技テストの方が成績に影響しそうだし、ラジオ体操の順番を覚えたり、速度記号の意味を覚えたりするだけの勉強なんてやる気が出ません。
しかし、実技教科のペーパーテストもそれなりに成績に影響します。
今は期末テストでは労力を主要5教科と実技教科で9:1くらいに分けていると思います。
それを7:3くらいにしましょう。もう少し労力を割いて本気でいい点数を狙いに行けば簡単にいい点数が取れます。実技教科は覚えるだけで、覚える量も少ないので。
実技教科のテストでこれまでよりもいい点数が取れれば成績も上がるはずです。
実技教科のテストでいい点数を取る方法はこちらの記事で紹介しています。
主要5教科のテストの点数を上げる
授業態度や提出物をしっかりした上で、実技教科の成績もこれ以上上がらない場合は主要5教科の成績を上げるしかありません。
つまり定期テストの点数を上げるということになります。これは一番効果があるんですが、一番難しいです。
理科社会から成績を上げる
まず理科社会から成績を上げることを考えましょう。なぜならこの2つの教科はほぼ暗記科目ですので、正しい勉強法である程度の時間をかけて勉強すれば良い点数を取ることができるからです。
正しい勉強法については理科の定期テスト勉強法や社会の定期テスト勉強法などで話していますのでぜひ参考にしてください。
勉強法を見直す
これまではそれなりに勉強してそれなりの点数を取ってるいるはずです。急に「成績を上げるためにテストでいい点数を取らないと!」と思って勉強をしたところで、これまでもそれなりに頑張っていたんですから点数が急に上がるということはありません。急に上がった場合はこれまで勉強をサボっていたということです。
そのため次のテストから良い点数を取るためには、ただ頑張るのではなく勉強法を見直して勉強効率を上げることが必要になります。
幸か不幸か中学生の多くの勉強法は無駄が多く、効率の悪い勉強法で勉強しています。中学生は勉強の経験も少ないですし、具体的な勉強法を教えられることもないので効率悪く勉強してしまうのは仕方のないことです。
そこで私がこちらの記事で定期テストの勉強法について紹介していますので、参考にして見直してみてください。今までよりも効率的な勉強ができればテストでいい点数が取れて成績も上がるはずです。
まとめ
- すぐに成績を上げるには簡単な順に実践する
- まず授業態度や提出物の見直し
- 次に実技教科のテストを頑張る
- 主要5教科のテストの点をあげるのは難しいので最後
- 勉強法を見直す
というのが今回のまとめになります。
がむしゃらに頑張ろうとしてもなかなか成績は上がりません。この学期から成績を上げないとだめで焦るかもしれませんが、落ち着いてやれることを考え、実践しましょう。
アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。
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