部活や習い事で忙しい中でも効率よく勉強して欲しいけれど、机に向かっても集中できていない様子。だんだん定期テストの点数も落ちてきた。。。
部活と両立して良い高校に合格するためには、効率よく勉強することが必要不可欠です。しかし、実際に効率よく勉強できている子は多くありません。
効率よく勉強できている子と効率が悪い子には、決定的な違いがあります。
効率よく勉強できている子は、勉強を上手く進める秘訣を自然と知っていて、実践しているのです。
私は中学時代週7回の運動部に所属していましたが効率よく勉強し、定期テストでは常に480点以上を取っていました。それは効率よく勉強する秘訣を抑えていたからです。
お子様がその秘訣を知らなくても焦ることはありません。今からこの記事で3つの秘訣をお教えします。すぐにその3つの秘訣を実践してみて下さい。すぐに次のテストから結果が出るはずです。
Contents
1.時間ではなく、集中力を意識する
効率よく勉強するために最も重要なもの、それは集中力です。勉強効率≒集中力と言っていいほど重要です。
効率よく勉強できる子は必ず勉強をするときには集中し、短い時間で、沢山の問題を解き、その多くを身につけます。
逆に効率が悪い子は、長い時間で、少ししか問題を解かずに、そのほとんどを忘れます。お子様の勉強効率が悪いのは、集中力がないからです。
ではどうして勉強効率が悪い子は集中力がないのでしょうか?
効率が悪い子ほど時間を意識する
勉強効率が悪い子は、勉強時間しか頭にありません。「今日は何時間机に向かったからよく勉強した。」「こんなに長い時間勉強しているのにどうして点数が上がらないの?」といった感じです。
勉強というのは、どれくらい勉強したかではなく、”どれくらい知識がついたか”が重要です。そこを勘違いしていると長時間ダラダラと机に向かい、勉強した気分になってしまいます。
効率よく勉強している子は、知識をつけることを目標に勉強します。そのため、短い時間で集中して勉強を終えようとするのです。
明日までに英単語50個を覚えるとします。
A君は、19時~21時で勉強しようと考えます。
B君は、19時から50個を覚えきるまで勉強しようと考えます。
どちらが勉強効率が良いでしょうか?
A君は2時間だらだらと勉強し、覚えきれない単語もあるかもしれません。
対してB君は1時間もかからずに全ての単語を覚えて勉強を終えるでしょう。
このように目的意識の違いが、勉強の効率に大きく表れます。
では、どうすれば集中力を上げて勉強できるようになるのでしょうか?
集中力を高める方法
1.今日勉強することを明確にしよう
1つ目は、勉強することを明確にすることです。やるべきこと(ゴール)を明確にすることで、ゴールに向かって集中できるようになります。
具体的には、「今日は英語を勉強しよう」ではなく、「今日は英語の現在完了の文法問題と長文問題を1問解こう」と考えましょう。
目標を明確にすることの効果が絶大なことは、身近な例を考えても分かります。例えば「1カ月後までに2キロ痩せよう」と「夏までに痩せよう」という2つの目標ではどちらが頑張れるでしょうか?明確な目標があったほうが頑張れますよね。 このように考え方を少し変えるだけで集中力を上げることは可能です。
勉強時間でなく、勉強内容を中心にして計画を立てることで集中力を高めてください。
2.ONとOFFをはっきりさせよう
2つ目は、ONとOFFをはっきりさせることです。勉強をするときはする、しないときはしない。このメリハリをつけましょう。
ONとOFFが曖昧だと、勉強をすべき時間でも他のことを考えてしまい集中力が下がります。特に部活で忙しい子は部活の時間と勉強の時間、そして休む・遊ぶ時間との切り替えを意識しなければいけません。
ONとOFFをはっきりさせるときに意識して欲しいのが、OFFを意識すること。皆さんONの時に集中することに気を取られがちですが、切り替えるためにはOFFをしっかりと取ることを私は推奨しています。
勉強をしていないときにも勉強のことが引っ掛かっていたり、罪悪感を覚えながらダラダラしたり。そういうことをしていると、勉強するべき時に使う集中力がどんどんOFFの時間に使われてしまいます。
勉強をしないときには、勉強のことを忘れて思いっきり遊んだり、休んだりしましょう。すると、勉強する時にはより集中できるようになりますよ。
3.勉強時間を減らそう
3つ目は、勉強時間を減らすことです。集中できていない場合は勉強時間を減らして、短い時間で良いので集中して勉強できるようにしてみましょう。
勉強時間を減らすことには抵抗があるかもしれません。でもそれは勉強時間ばかりを意識してしまっているから。勉強時間を減らしても、集中力が上がればむしろ覚えられることは増えます。
単に「勉強しなくてもいい」ということを言っているのではありません。集中できずに机の前で過ごしているのなら、短い時間でも集中して勉強した方が良いということです。
このようにあまり勉強時間に執着せず、集中力を保つために勉強時間を減らす選択肢も考えてみてください。
2.解きなおしに時間をかける
問題を解いた後の間違い直しと解きなおしに時間をかけましょう。
1番学力がつくのが間違い直しと解きなおしです。分からなかった問題を解けるようにすることで知識がつくのです。
勉強の効率が悪い子は、とりあえず問題を解くことばかり考えています。問題を解いた後はマルバツだけをつけて放置。間違い直しと解きなおしはやりません。
1番知識がつく間違い直しと解きなおしをしないのですから、勉強をやってもやっても学力は伸びません。これが効率の悪さの原因です。
効率よく勉強できている子は、間違い直しの大切さを知っているので、ときには問題を解く以上に間違い直しに時間をかけます。私もそうでした。
1番重要な間違い直しと解きなおしをすることで、勉強の効率は一気に上がります。まだやっていないのなら、必ず取り入れてみてくださいね。
3.1冊の問題集を繰り返す
1冊の問題集は必ず3回以上解きましょう。
お子様は問題集を何周解いていますか?
効率が悪い子は問題集を1周しか解きません。時間に余裕があるときは、新たにもう1冊問題集を買ってきて解こうとします。しかしそれは大きな間違いです。
なぜなら問題集は何周も解いて初めて大きな学習効果を発揮するからです。解けない問題があるということは、まだまだその問題集から学ぶ余地があるということ。
問題集を何周も解きなおすというのは、自分の足りていない知識だけを勉強できるので、非常に効率の良い勉強法になります。
その効率の良い部分をやらずに、一歩手前で勉強を終えてしまっているのですから、勉強効率は大きく下がってしまってるのです。
勉強の効率が良い子は、1冊の問題集を完璧に解けるようにしてから次に進みます。受験までに1冊しか問題集を解かないということもあります。
もし1周しか解いていないのなら、何度も解きなおすようにしてください。勉強効率は一気に上がりますよ!
まとめ
今回は、中学生の効率の良い勉強法についてお話ししました。
効率よく勉強するためには、次の3つのポイントを意識してみてください!
- 勉強時間より集中力を意識する
- 間違い直し・解きなおしに時間をかける
- 問題集は何周も解く
どれも非常に大切なルールですので、これからは意識して勉強してみて下さい。必ず結果としてあらわれるはずです。
このようにして少しの意識や勉強法の改善で、テストの結果を大きく変えることができます。このブログではそういったノウハウをたくさん紹介しているので、ぜひ他の記事も見てみて下さいね!
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