知っておくべき知識

定期テストと高校受験(実力テスト)の違いとは?

定期テストと高校受験。この2つの重要なテストは試験内容、求められる力、対策方法まで全く違います。

違うのは分かっているけど、具体的に何が違うのか。その違いをどのように勉強に活かしていけばいいのか分からない方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、定期テストと高校受験(高校入試)や実力テストの違いについて解説します。実力テストは高校受験と同じようなテストなので、高校受験と一緒にしてお話しします。

定期テストと高校受験の違いまとめ

定期テスト高校受験
出題範囲狭い広い
問題の難易度簡単め高校による
対策の期間短い(数週間)長い(1年)
勉強の難易度簡単難しい
勉強のイメージ短期間で覚えこむ長期間で少しづつ理解していく
頭の良さ比較的関係ない重要
求められる力基礎を覚えること基礎+応用

特にポイントをまとめると。。。

  • 定期テストは、学校の授業内容が身についているかを確認するテスト。難易度は簡単で範囲も狭いので、正しく勉強すれば誰でも高得点が狙える。
  • 高校受験や実力テストは、その子の学力を判断するテスト。難易度は難しめで範囲が広い。広い範囲を長い時間をかけて深く理解していく必要がある。

ざっと違いを言うとこんな感じです!
それぞれについてもう少し詳しく解説していきましょう。

定期テストと入試、実力テストの違い

出題範囲

定期テストと高校入試や実力テストの最大の違いは

定期テストが予告された、限定された狭い範囲からしか出題されないのに対し、入試や実力テストでは予告されず広い範囲から出題されるということです。

実力テストは予告されることも多いですが、定期テストに比べてテスト範囲が広いことに違いはありません。

定期テストは範囲が狭いため限られた範囲を覚えていけばいいですが、高校受験ではそうもいきません。一夜漬けではどうにもならないのです。

問題の難易度

一般に、

定期テストは基本問題(つまり簡単)が多く出題されるのに対し、入試や実力テストでは応用問題(つまり難しい)が多く出題されます。

ただし、入試問題の難易度は高校によるので定期テストレベルの問題が出題される高校も多くあります。
一般的な公立高校の入試問題は定期テストのレベルとさほど変わりません。

定期テストは学校の授業で扱うような例題を解けるようにしていけばそこそこの点数は取れますが、高校入試は高校によってはもっと発展的な内容を勉強する必要があります。学校の授業だけでは太刀打ちできない入試問題も多いです。

テスト対策の期間

定期テスト対策は1カ月~2週間程度で行いますが、入試対策は1年ほどの長い期間をかけて行います。

定期テスト対策はテスト前にがーっと集中すればどうにかなりますが、高校受験対策は長期的な計画を立てコツコツと行っていかなければいけません。息切れしないように、バランスが大切です。

勉強のイメージ

よく「定期テスト対策と受験対策って何が違うの?」という質問を見かけますが、ざっくり言うと

定期テスト対策では、数週間で狭い範囲の隅から隅まで覚えきります受験対策では、1年ほどをかけて3年間の中でも重要な範囲を深く理解していきます

定期テストは範囲が狭い分、細かいところも聞かれる可能性があるので細かいところまで覚えていきます。
どちらかと言うと、「暗記」です。

それに対し高校受験では範囲が3年分と広いので、重要なところに焦点を当てて勉強をしていきます。
暗記というよりは理解していることを増やしていくというイメージです。表面的に覚えるのではなく、どうしてそうなるのかといった理屈から理解してくことで高得点を狙えます。(まぁ結局覚えるので暗記と言えば暗記です。)

勉強の難易度

定期テストは短い期間で基本事項を覚えるだけで良いですが、高校受験は長い期間で3年間の全範囲を深く理解し、応用までできるようにならなければいけません。

そのため、高校受験勉強の方が定期テスト勉強より難易度が高いです。

定期テスト対策は、きちんと計画を立てて勉強しけば高得点を取ることは難しくありません。むしろ定期テストの結果が悪い子は勉強のやり方が悪いと言えます。高得点が取れる勉強のやり方も確立されており、私のやり方を参考にして勉強してもらえれば点数アップは見込めます。

それに対し高校受験勉強は勉強のやり方が難しく、「やり方を教えてください!」と言われても細かいところまで教えることはできません。自分で考えながら進めなければいけないことも多く、定期テストよりは効率よく勉強することは難しいでしょう。

管理人
管理人
定期テスト対策も上手くできていない子が、受験対策を上手くやることはできません。まずは定期テスト対策から勉強のやり方を身につけ、受験勉強に活かしていきましょう

頭の良さ

定期テスト対策は暗記なので勉強が苦手な子でも、勉強時間を増やせば十分に良い点数は狙えます。対して高校受験は、深く理解することが重要になってくるので勉強が苦手な子にとっては限界があります。(頭を使うということ)

特に国語や英語はちょっとどうにもならないところがあります。(残りの教科は問題のパターンを覚えてしまえばどうにかなります)

求められる力

定期テストは、テスト前に計画を立てて効率よく覚えきる力が求められます。つまり「上手く勉強する力」です。

対して高校受験は、1年生からサボらずに勉強する力と頭の良さが求められます。つまり「努力+才能」です。

まとめ

今回は定期テストと高校受験や実力テストの違いについてお話ししました。

2つのテストの特徴や勉強法の違いは分かってもらえましたか?

それぞれの勉強法についてはまた別の記事でお話ししているのでそちらも参考にしてみてくださいね!

ABOUT ME
アザラシ先生
中学時代は週7回の部活をこなしながら、定期テストでは480点以上で学年1位。模試でも全国1位を取り、最難関校に合格。 塾講師、家庭教師として中学生に正しい勉強法を教えることで成績アップに導いています。
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アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。


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