高校受験本番も近づき、いくつかの模試を受け始めているころだと思います。
模試の判定が悪いと子供は希望の高校に行けるのか、志望校を下げるべきじゃないのか心配になられると思います。実際この時期はそういった相談をよく受けていました。
子供の高校受験なんて人生で多くて数回しかないのですから、こんな大切な判断をどうすればいいのか分からないですよね。
そこで今回は、模試の結果が悪くて志望校を悩んでいる方に対してどうすればいいのかをお話ししたいと思います。
子供の模試の結果が悪くて志望校を下げようか悩んでいる方
Contents
模試の結果が悪くてもギリギリまで志望校は下げないでいい
結論から言うと、基本的には冬の模試の結果が悪くても志望校は下げないで大丈夫です。
ギリギリというのは中学校の先生に調査書の作成依頼をするタイミングですから12月まで悩むことができます。先生にお願いをすれば悩んでいる高校の分の調査書を余分に作ってもらって、願書提出の1月頃まで悩むことができます。
先にどうして志望校を下げないでいいかについてお話ししますが、すべての場合で志望校を下げないでいいということではありません。経験から言わせてもらうと、志望校を下げたほうが良い場合もあります。
基本的に志望校を下げる必要はないですが、全ての場合で志望校を下げない方がいいというわけではありません。
どうして志望校を下げないでいいのか
志望校を下げないでいい理由としては4つほどあります。
- 背伸びをすることで学力が伸びる
- 勉強のモチベーションにつながる。最後まで頑張れる
- 諦めずに上を目指したという経験は大切
- 別に志望校はいつでも変えられる
背伸びをすることで学力が伸びる
自分の学力より上の高校を目指すことで今以上に学力を伸ばすことができます。
自分の学力で入れる高校を志望してもそれ以上伸びることはありません。
そのため多少志望校が自分の学力より上で、模試の結果が悪かったとしてもそのまま目指し続けましょう。学力を引き上げてくれるはずです。
上を目指すことで学力が上がります!直前まで上を目指して志望校に近づきましょう。
もし第1志望校に入れなかったとしても、学力が上がることで良い高校に入れることがあります。
勉強のモチベーションにつながる
自分の行きたい高校を目指して勉強をすることで、やる気が出ます。また、合格するには学力を上げなければいけないことは分かっているので、焦りや危機感によってさらに勉強をする気が起きます。
冬の入試直前の時期は受験勉強に疲れて勉強量が落ちがちです。高いモチベーションを持って勉強量を維持し続けらければ最後の最後で逆転できることもあります。
自分の入りたい高校を目指して死ぬ気で勉強しましょう。
諦めずに上を目指したという経験は大切
すこし受験から観点が変わってしまいますが、高校受験で頑張ったという経験は人生において大切だと思います。
お子様の人生で高校受験ほど1つの目標を目指して長い時間頑張ることってこれまでありましたか?部活や先を見れば大学受験、就活などもありますが、高校受験は人生において力を入れることの1つであることに変わりはありません。
最後まで自分の入りたいところを目指して全力でやり切ることができれば、結果がどうであれかけがえのない経験になるはずです。
全力でやり切ればたくさんのものが残ります。
別に志望校はいつでも変えられる
これまでは志望校を変えないメリットをお話ししてきましたが少し観点を変えてみましょう。
志望校を下げるメリットって何だと思いますか?
たぶんそれは確実に合格できるってことだと思います。私もそう思います。
では、今志望校を下げる必要はありますか?
ありませんよね。直前に変えれば済むことです。
そのため早い段階で志望校を変える必要は基本的にはありません。
願書を出すギリギリまで頑張ってみて、それでもだめそうなら下げましょう。
とは言っても、早い段階で志望校を下げたほうが良い場合もあります。
志望校を下げたほうが良い場合
目指している高校のための勉強が役に立たない時
早い段階で志望校を下げる判断をすべきの基準は、目指している高校のための勉強が自分の学力をあげるのに役に立たないということです。
どういうことか分からないと思うので具体例を挙げて説明します。大体は次の2例に当てはまると思います。
- 目指している高校のレベルが子供の学力とあまりにかけ離れている
- 目指している高校だけ勉強すべき範囲が違う(5教科校など)
目指している高校のレベルがかけ離れている
自分の学力と目指している高校のレベルが離れすぎていると、その高校のための勉強をしても自分の学力には結び付きません。
まず前提として、自分の学力に合った勉強をしないと伸びることはありません。何でも始めたばかりは基礎から勉強しますよね、いきなり発展的な内容をやらされても身につきません。
それと同じで、目指している高校があまりに自分の学力と離れているとその高校の過去問をやっても難しすぎて解けませんし、何も身につきません。勉強した時間だけ無駄になってしまいます。そのためもっと自分の学力にあった高校を目指して勉強したほうがいいでしょう。
背伸びするくらいの高校を目指すことで学力は伸びますが、はるか頭上の高校を目指しても時間を無駄にしてしまいます。
1つの基準としては、E判定(合格率20%以下)です。E判定を秋や冬に貰っている高校を目指して過去問を解いたりするのは避けたほうが良いと思います。
目指している高校だけ勉強する範囲が違う
これも同様の理由です。第1志望として目指している高校だけが入試科目が5科目(つまり、理科社会も勉強する必要がある。)で他に目指している高校は3科目だと早めに3科目だけの勉強に絞ったほうが良いこともあります。というのも落ちたら理科社会の勉強に使った時間が無駄になるからです。
特に理科社会が難しい最難関高校を目指す方はこの問題に直面されることも多いのではないでしょうか。
この場合、志望校を下げるかの判断は難しいです。1つとしてE判定を貰っているようであればほぼ確実に受からないので志望校を下げることをお勧めします。
その他の場合は、第2志望以下の高校の合格判定によります。第2志望以下の高校に余裕を持って受かりそうならば勉強を続けていいと思いますし、危ないのであれば3教科の勉強に絞るのも1つの手です。
第1志望の勉強に労力を使いすぎて第2志望以下も共倒れになることは避けたいですよね。思い切って諦めるという判断もあると思います。
まとめ
今回は模試の結果が悪いときに志望校を下げるべきかということについてお話ししました。
まとめると
- 基本的にはギリギリまで志望校は下げない
- 志望校のための勉強が自分のためにならないときは下げる
ということでした。模試の結果が悪くとも、受験まではあと数か月あります。最後まで学力は伸び続けますから最後まで諦めずに頑張りましょう!
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