全般的な勉強法

中学3年生が高校受験で合格するために勉強すべきこと

今年で3年生になられるお子様をお持ちの方は今まで以上に高校受験のことが気になるかと思います。

今年、高校受験だと言われても子供に何を勉強させればいいのかわかりませんよね。実際中学3年生で勉強すべきことはこれまでの2年間とは大きく異なります。

塾に通わせていても、ただ塾の宿題をやるだけではいけませんし、お子様がどのような勉強をやるべきなのか知っておきたいですよね。

そこでこの記事では高校受験に向けて中学3年生がなにを勉強するべきなのかをお話しします。

春休み

春休みにはまず2年生の3学期の復習をしましょう。春休みの過ごし方でお話ししたように長期休みに復習をすることはしっかりとした学力をつける上で非常に大切です。

しかし、2年生の春休みではそれに加えて3年生の内容の先取りをしなければなりません。

なぜなら夏休みごろからは問題集や過去問を用いた演習を行いたいからです。

知識をつけ、解けることのできる問題をふやすことと、限られた時間の中で様々な種類の問題を解き、1点でも多くの点数をとる力は別のものです。1点でも多く点を取るためにはもちろん知識をつけるためは必要です。そのためにこれまで勉強してきました。

しかし知識があると言っていい点数を取れるとは限りません。いい点数をとるためには、どの問題をどの順で解くかなどの小手先のテクニックが必要です。

そういったものを鍛えるために問題演習を行うのですね。

すこし脱線しましたが、春休みには復習と先取り学習を始めるようにしましょう。

1学期

1学期はまだ部活を続けていて一番忙しい時期のお子様も多いと思います。

1学期でやるべき勉強は、定期試験対策です。高校入試ってどんなもの?でお話したように内申点は高校入試において非常に重要ですが、高校に提出される内申点は3年の1学期と2学期の合算のことが多いです。

そのため3年生では1点でも多く内申点をとるように努力しましょう。内申点が1点違うだけで、本番のテストでは10点分以上違ってくることもあります。内申点を1点でも多く取ることが合否を大きく左右するので、今まで以上に気合を入れて対策をしましょう。

それでも余力があるのなら先取り学習を進めましょう。しかし、一番大切なのは定期試験です。

夏休み

夏休みは受験の天王山

夏休みは受験の天王山です。

部活も終わり、莫大な時間が勉強に当てられます。300時間も勉強する人もいます。そこまでやるべきとは言いませんが、どこまで頑張れるかで全く変わってきます。ここで踏ん張れたら行ける高校のレベルを何段も上げることができますし、サボってしまったら選択肢は絞られてしまいます。

しかし、無駄な努力を積み重ねても意味がありません。努力をした分だけ結果に反映されるように勉強する必要があります。

夏休みにやること

夏休みの最初にまずやるべきことは3年の範囲を全て終わらせることです。演習にうつるために一刻もはやく3年の範囲を勉強しきりましょう。

それが終われば演習に入りましょう。
演習は演習用の問題集か現段階の志望校よりも何段階か低い高校の過去問を用いましょう。(つまり今の学力で解けるレベルの過去問です)

過去問の解き方で解説しているように過去問の解き方は非常に重要です。なんとなく解いていても全く力にはなりません。

演習のやり方

詳しくは上の記事を読んでいただきたいのですが、過去問の解き方についてすこし解説します。

演習をする理由は大きく2つあり、

1 限られた時間で解く練習をする
2 今の自分に足りない知識を知る

ことが目的です。

過去問演習は今の自分の実力を知るために行います。足りないところを見つけ、そこを補強することで確かな学力を手に入れるのです。

そのためずっと過去問演習をするのではなく、演習をやって苦手なところがわかったらこれまで使っていた問題集で苦手な範囲を復習しましょう。復習する事で苦手な範囲が1つ消えますね。
このように苦手な範囲を地道に1つづつ潰していく事で学力は確実に上がります。

まとめますと演習では

1 演習をやって苦手な範囲を知る
2 問題集でその範囲を勉強しなおす
3 1、2の繰り返し

をやることになります。

模試を受ける

夏休み、特に後半では多くの模試が開催されます。
自分の志望校のレベルにあった模試を受験するようにしましょう。

夏休みの模試は、中学全範囲から出題されるとともに、受験者数も最大になります。

そのため、自分の位置を確認し、志望校を絞るには参考になります。

夏休み以降に大きく学力が伸びることは少ないため、この模試の結果で志望校が自然と絞られてしまいます。この模試でいい結果を出すためにも夏休みは頑張らなければいけません。

2学期

2学期でも1番にやるべきことは、内申点対策、つまり定期試験対策です。

余裕があるなら夏休み同様に演習を継続しましょう。

冬休み

冬休みまでには受験校が決定していると思います。

受験校の過去問を解き始めるようにしましょう。(受験校が多く、もっと前にどこを受験するか固まっているのなら10月ごろから始めてもいいです)

受験校の過去問演習はこれまでの2つの目的に加え、受験校の問題形式を知るという目的もあります。

入試問題は高校により様々です。受験校の問題の特色を知ることで、その高校に合わせた対策をすることができます。

受験校の過去問を解くときには、どこができなかったのかだけでなく、本番ではどう解けばいい点数がとれるのかを考えましょう。詳しくは過去問の解き方をお読みになってください。

受験期(3学期)

3学期はとうとう受験本番になります。といってもやることは変わりません。受験の日程に合わせて過去問を解きましょう。

直前期だからといって焦っていろいろなことに手を出すのではなく、今まで通り過去問を解いて、苦手な箇所を復習する。これだけです。
地道なことですが地道なことを積み重ねていくしかありません。受験期の勉強に関しては直前期の高校受験勉強法を参考にしてください。

以上が高校受験に向けて中学3年の1年間にやるべきことです。大まかに話しましたが、イメージは持っていただけたでしょうか。これくらいのスケジュールで進められることが理想ですが、お子様の部活の量などでスケジュールは変わってきます。ぜひ参考にしていただいて、お子様にあったスケジュールを立てられるといいと思います。

これは大まかなスケジュールですので、詳しい勉強法などに関しては別の記事で紹介しています。そちらも是非お読みください。

ABOUT ME
アザラシ先生
中学時代は週7回の部活をこなしながら、定期テストでは480点以上で学年1位。模試でも全国1位を取り、最難関校に合格。 塾講師、家庭教師として中学生に正しい勉強法を教えることで成績アップに導いています。
アザラシ塾とは

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アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。


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