「うちの子には個別指導塾が合うのではないか」、「部活で忙しくて集団塾には通えない」、「勉強しても点数が上がらない苦手な教科を教えてほしい」
子供の勉強に悩みのある方にとって個別指導塾は魅力的な選択肢に思えます。
最近は個別指導塾も増えており、通うことを検討されている方も増えていますが、未だに馴染みのない個別指導塾について気になる点が沢山あるのではないでしょうか?
個別指導塾は皆様の想像と違う点がいくつもありますし、万能な塾ではありません。
また通う際にも、いくつかのポイントを知っておかないと、損をしてしまします。
私は個別指導塾でも教えていた経験があり、個別指導塾の裏側も知り尽くしています。
そこで今回は個別指導塾について集団塾や家庭教師との比較、そのメリットやデメリット、授業の流れや通う際に絶対に知って欲しいことなど全てをお話しし、最後の私のお勧めの個別指導サービスを紹介します!講師にならないと分からないことの中から知っておかないと損をすることになることを中心にお話しします。特に料金のことに関しては必見です!
個別指導塾ってどんな感じ?
個別指導塾とは
個別指導塾とは塾の教室で生徒と講師が1対1で指導を行うタイプの塾です。中には料金が安い代わりに1対2や1対3で指導を行うタイプもあります。1つの部屋の中に2人分の席と間仕切りを設けてその中で指導を行います。
塾が講師を仲介し、講師が子供を直接指導します。その後の指導は講師に全てゆだねられる塾が多いです。
塾は講師と生徒のご両親との連絡、料金の手続きや、教える場所の提供を行います。塾によっては教える内容まで介入してサポートしてくれる塾もありますが、稀です。(そしてその分りょうきんは料金は高め)
集団塾や家庭教師との違い
集団塾や家庭教師との違いを考えると個別指導の特色がよく分かります。
集団塾との違い
良いところ
- 子供だけの学力を把握して、子供に合わせた指導をしてくれる
- 子供が分かるまで教えてくれる
- 苦手な範囲だけ教えてもらうなどピンポイントで指導を受けられる
- 先生と合えば、塾に行くのが楽しいと感じてくれる(かも。。)
悪いところ
- 料金が高い
- 受験には向かない
- 自分で教えてもらう内容を決める必要がある(後述)
- 質の悪い大学生バイトも多い
家庭教師との違い
良いところ
- 家庭教師よりは料金が安い場合が多い
- 家に先生を呼ぶ必要がない
悪いところ
- バイトの大学生の質が悪いことがある
- 教室に通う必要がある
個別指導塾は集団塾に比べてきめ細やかな指導を受けられますが、自分で教えてもらう内容を決めなければなりません。詳しくは後で話します。
家庭教師と個別指導の大きな違いは指導する場所ぐらいです。
個別指導塾のメリット、デメリット
では個別指導塾のメリットデメリットを考えていきたいと思います。高いけど、先生が子供のことをよく見てくれるので個別指導塾の方が良い!と思う方もいますが必ずしも個別指導塾が優れているわけではありません。
個別指導塾のメリット
メリット
- 子供に合わせた指導を受けられる
- 苦手なことだけを教えてもらうなど、便利な使い方ができる
子供に合わせた指導を受けられる
個別指導の一番のメリットは子供に合わせた指導を受けられることです。
個別指導塾では色々な生徒を見てきました。部活が忙しすぎて普通の塾には通えない子や集中力がなくて集団での授業を受けられない子など色々な子がいました。
集団塾では生徒一人一人の面倒を見れませんが、個別指導塾ではその子に合わせて授業が行えます。
生徒に合わせて授業内容も変えますし、宿題の量も変えます。授業の時間や頻度も変えられます。
苦手なことだけを教えてもらうなど便利な使い方ができる
集団塾では決められた内容の授業を聞くことしかできませんが、個別指導塾ではどんな内容の授業でもできます。(もちろん教えられる先生がいればですが)
他の塾の授業で分からないことを質問したり、漢検英検の授業をしたり、学校の課題を手伝ってもらったりと様々な使い方ができます。
では逆に個別指導塾のデメリットって何があると思いますか?
個別指導塾のデメリット
実はあまり知られていないデメリットがいくつかあるんです。そういった点を知っておかないと個別指導塾に通う際に時間を無駄にしてしまいます。
デメリット
- 高い
- 自分で教わる内容を決めなければならない
- 受験には向かない
- 先生の質が悪いことも
高い
個別指導塾の授業料はどうしても高くなってしまいます。
塾や教えてもらう先生によってかなり変わりますが、東京でそれなりの先生(一流大学に通う大学生)の授業を受けようとすると5000円/1時間ほどかかることが多いです。
通う際に授業料は大切ですよね。個別指導塾の授業料を安く抑えるコツについては後でお話しするので最後までお読みください!
自分で教わる内容を決めなければいけない
先ほども「自分で教わる内容を決める」といいましたが、それはこういうことです。
個別指導塾では、生徒側から「こういった授業をして欲しい」と伝えて、その授業を行うことになります。つまり授業内容は生徒側が決めることになります。
集団塾の授業では、授業内容はすべて決まっていて生徒はそれを受けるだけです。この授業内容は学校での学習状況や受験までの日程、目指すレベルなどを多くの塾講師が長年考え抜いて決定されるものです。良く練られている授業です。
それに対し、個別指導塾での授業内容は生徒側が提案するものなので正直効率の悪さは否めません。また授業内容もその子に合わせて考えなければいけないので良く練ることはできません。
受験には向かない
個別指導塾は正直受験には向きません。
その理由の1つは、今話したように授業内容が集団塾のように受験に向けて良く練られていないということです。集団塾は合格実績を上げることが全てなため、生徒が合格できるように授業内容を考え、教材を作り、計画的に授業を行います。個別指導塾はその場で生徒の疑問に答えるという感じで、何年後かの受験を見据えて計画的に準備をしていくことはあまりありません。(塾側としても生徒が受験まで定期的に通ってくれるか分からないので準備はできませんしね)
2つ目は、授業時間の少なさです。
高校受験を例にとると、中3の受験生は集団塾ですと週4回の授業で合計13~15時間ほどの授業を受けます。受験が近づけば週5回で20時間以上授業があるということもあるでしょう。それに対し、個別指導塾では多く通っても週6~8時間ほどだと思います。
これは授業料から考えて仕方のないことです。個別指導塾で週20時間も通ったら週10万円、月で40万円以上かかります。(もし夏期講習を集団塾と同じ時間やろうとしたら100万は超えますね!笑)
しかし、個別指導だからと言って教える内容が少なくなるわけでも、3倍速で教えられるわけでもありません。むしろ生徒に合わせて進むので進行は遅いくらいです。
そのため個別指導塾だけで受験をしようとしても、家での自習が欠かせません。塾で勉強すれば大丈夫という考えでは勉強時間が圧倒的に足りなくなってしまいます。
このような理由から個別指導塾は受験にあまり向いているとは思えません。
先生の質が悪いことも
個別指導塾の先生は、プロの先生からバイトの大学生まで様々です。
プロの先生に頼むと授業料がかなり高くなるので、大学生の先生に教えてもらうことも多いと思います。
しかし、バイトの大学生講師の質は様々です。
バイトの大学生の質
- 大学が様々
- 名門大学でもその学力はピンキリ
- 教えるうまさは学力と関係していない
- やる気も人による
- 生徒との相性
このように色々な要素でいい先生か、悪い先生か決まってきます。特にバイトの大学生の先生は当たり外れが大きいです。
人として尊敬でき、将来の見本となるような先生に当たることもあれば、金のために適当な授業をする先生もいます。
もし個別指導塾に通おうと思われた方は、いい先生に当たりたいと思います。いい先生に教えてもらうコツも後でお話ししますので最後までお読みください!
個別指導塾はこう使うことをお勧めします!
このように一長一短ある個別指導塾ですが、上手く使えば子供の学力を効率よく伸ばせることは間違いありません。しかし間違った使い方だと、効率良く勉強はできないでしょう。
どのように個別指導塾を使おうと思われていましたか?
理想的な使い方をお教えするので是非参考にしてください!
学校や他の塾で分からないことを聞く
1つ目のお勧めする使い方は、「学校や他の塾の授業で分からなかったことを先生に聞いて解決する」使い方です。
分からないことはそのままにするのではなく、解決しなければ学力が伸びることはありません。個別指導で補修を行うことで効率よく勉強することができます。時間に余裕があれば苦手な箇所を解消できるような授業も行ってもらえると思います。
苦手な教科を教えてもらう
苦手な教科って勉強するのが苦痛ですし、勉強してもよく分からないと思います。一人で苦しむよりよく分かっている先生に教えてもらった方が楽ですし効率的です。
苦手な教科を伝えればその教科の指導が得意な先生を探してもらえます。苦手はどこかでなくさなければいけません。その手助けとして個別指導を利用するのもいいと思います。
英検、漢検など他では教えてもらえないことの授業を受ける
英検や漢検、他にも勉強しなければいけないけど自分では勉強しづらいことを教えてもらうのもお勧めです。他では教えてもらうことはできないので個別指導塾ならではの使い方です。
勉強に関することの管理をしてもらう
他の塾に通っていても、「学校の宿題と塾の宿題をどうやってこなせばいいのか分からない」とか「いつ勉強すればいいのか分からない」などの勉強の悩みを持つ子は多いと思います。個別指導塾ではこのように授業を受けるだけでなく、勉強の管理を受けることもできます。
子供に勉強習慣をつけたい!という方もよく来られます。その子の予定や性格に合わせて勉強の計画を立てるので力になれます。(いい先生に当たればよく考えてくれると思います)
忙しい生活に合わせて勉強をする
部活だけでなく様々なことで忙しい子もたくさんいると思います。実際私も多種多様なことに熱中している中学生、高校生を見てきました。勉強に時間を割けない場合は、予定に合わせて授業をすることができます。最低限ここだけは勉強しておいて欲しいということを覚えられるように授業をしたり、宿題を出したりするので忙しい中でも両立することができます。
お勧めできない使い方
逆に個別指導塾のお勧めできない使い方もあります。せっかく通われるのでしたら効率よく使って欲しいところです。
全ての教科を1から教えてもらう
「苦手な教科を教えて下さい!」とか「全教科で分からないところを補修して下さい!」といのは対応できます。しかし「全教科を1から教えてください!」と言われても少し困ります。というのも授業時間が足りないからです。
週3くらいで通ってくれるのならどうにかなりますが、週1回2時間で全教科を教えきることはできません。かなり授業料が高くなってしまうので他の塾に通いつつ、個別指導塾に通う方が効率的だと思います。
個別指導塾に通う時のマニュアル
ここまで長くなってしまいましたが、個別指導塾に通おうと決められた方へ通う際の注意点をお話しします。講師として塾の裏側を見てないと分からないことをたくさんお話ししますので、通う際は1度はお読みください!
塾を探す
個別指導塾といっても最近は本当に多くの塾があるので悩まれると思います。
塾を探す際のポイントは以下の2点です。
- 料金
- サービス
①料金
個別指導塾は高ければ良いというわけではありません。
ご両親が塾に支払った料金は、塾がその中の何割かをマージンとして受け取り、残ったものを契約している講師に支払われます。
講師に支払われる額は塾の間で大きな差はありません。(大きな差があると安い塾には講師が集まらないので)そのため個別指導塾の料金の差は、塾が受け取る仲介料で生まれます。もちろん塾の施設やサービスが良いと、その分仲介料が高くなるのは納得できるんですが、それにしても仲介料の額の差が大きすぎます。すごいところだと1時間1万円支払って2000円くらいしか講師に支払われないとことかありますからね。大体仲介料の割合は5割~7割あたりです。
塾は登録している講師の中から子供に合いそうな人を選んでくるので、バイトの大学生でいい先生に当たるか悪い先生に当たるかは正直運です。料金は関係ありません。(高めの料金を払えば良い大学や医学部の先生などに教えてもらえますが、いい先生だとは限りません。)
特に大学生に教えてもらう場合は、料金が高い塾の方が良い先生が教えてもらえるということはありません。そのため安めの塾を探すことをお勧めします。後で紹介しますが、インターネット家庭教師Nettyなどのオンライン個別指導は半額ほどの料金で個別指導を受けることができるのでお勧めです。
サービス
大きめの個別指導塾では独自のテキストを準備していたり、自習室を完備していたりとサービスが良いです。
もちろんその分料金も高くなりますが、料金とサービスのバランスを考えて塾を探すことをお勧めします。
授業を受けるまでの流れ
塾を決めたら、連絡をして体験授業を行い、先生を決めて授業を受け始めます。その流れで注意して欲しい事などをお話しします。
予算、教えて欲しいことを明確にする
まず、1カ月の予算と何を教わりたいのかを明確にしましょう。
これをしなければ申し込みの際に手間取りますし、勧められるままに授業を増やして料金が跳ね上がってしまうかもしれません。
塾に連絡を取って、体験授業を行う
塾に連絡をするとすぐに体験授業を行いましょうと言われると思います。
まず連絡した際に伝えるべきことは(聞かれるとは思いますが)
- 子供の情報(性別、学年、学校、性格など)
- 教えてもらいたい内容
- 予算
- 子供の1週間の予定
- 先生の希望
伝えたことに基づいて先生を探し、都合のいい日に体験授業になります。
この際に、遠慮せずにしっかりと伝えることが大切です。特に希望がなければ塾側も適当に都合がつく先生を探します。特に先生の希望はしっかり伝えましょう。通っている大学などによって料金が変わる場合もありますが、面倒見がいい先生だとか、部活をやっていた先生だとか、今もたくさんの生徒を教えている先生だとか希望を伝えましょう。
体験授業
多くの塾では、体験授業と言って先生から1度授業を受けた上で契約するかを決めることができます。料金はかかる場合とかからない場合があります。
多くの方は体験授業を受けた後、その先生と契約しますが、合わない場合は変えてもらうように伝えましょう。直接先生に言うわけではなく、授業後塾に対して先生を変更してもらいたい旨を伝えるので気まずさはありません。手間をかけてしまうと思われても、ここで遠慮する必要はありません。子供に合った先生を見つけるのが一番ですし、塾側も生徒に合うまで先生を探す手間に見合う仲介料を受け取っています。
授業を受ける
体験授業後、正式に授業を受けることが決まったらその後はもうやることはありません。
授業料の支払い方法などは塾によって大きく異なるので、通う塾で指定された方法で振り込みましょう。
お勧めの個別指導
最後に私がお勧めする個別指導を紹介します。
私がお勧めするのはインターネット家庭教師Netty
です。
インターネット家庭教師とはパソコンやタブレットなどを通じて個別指導を行うサービスです。
インターネット家庭教師の利点は
- 安い!個別指導塾の相場の半額ほどです。
- 好きな時間に家から指導を受けられる。
- 全国から東京の名門大学(早慶)や地方の旧帝大の大学生の授業を受けられる。
- 教育アドバイザーが独自のカリキュラムを作ってくれる。
です。インターネット家庭教師サービスはこれまでの個別指導の問題点を解決しています。授業料が半額ということは2倍の時間、授業を受けられるということです。
唯一の問題点は、パソコンを通して授業を受けるという新しいサービスへの抵抗感です。
しかしパソコンやタブレットに親しんできた子供たちはあまり抵抗を感じないと思います。
子供に合えば子供にも、ご両親にもすごくお得なサービスですので一度試してみてください!今なら無料の資料請求や、無料の体験授業ができます!
資料請求、無料体験授業はこちらから
アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。
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高校受験合格の秘訣を教えます
塾だけで合格できますか?
家庭教師としてこれまで指導してきた子を全員志望校に合格させてきました。
受験で志望校に合格するためには、お子様とご両親が正しい考え方で長期的な戦略を立てること、そして入試で1点でも多く点数を取るためのテクニックを身につけることが大切です。
しかし、そういった実戦的なコツは塾では教えてくれません。
塾に通って言われるまま勉強をするだけでお子様は志望校に合格できそうですか?
対策講座でお教えする全ての内容は今のままでは届かないワンランク上の志望校への合格を後押しするでしょう。
合格率100%の指導の秘訣をお教えします。