お子様の高校受験ではできるかぎり偏差値の高い、大学の合格実績のいい高校に行かせたいですよね。
今の世の中、いい大学に行くことで将来が大きく変わってきてしまうことは否定できません。そのためには進学校に行かせることが一番の近道だと思われると思います。
しかし、大学進学ということを考えると進学校に行かせない方がいいことも沢山あるのです。
そこで今回は進学校に行くべきではない理由についてお話しします。
進路を決める際に1度は絶対に考えていただきたいことなのでこの記事を読んでいただいた後に進路について考えてみてください!
Contents
進学校に行くべきでない理由
進学校に行かせない方がいいという考えを持たれる方は少ないと思います。
私は塾講師をしていた時には主に難関校を志望する生徒を教えていました。
ご両親と面談をする際に、お子様とご両親は限界ギリギリの進学校を志望志望されます。多くが大学受験を見据えてという理由です。
しかし、本当に大学受験のことだけを考えると合格実績だけで判断することは間違いです。
他にも沢山考えるべきことがあり、お子様合った高校に進学することがいい大学に進学する一番の近道になります。
そこで大学の合格実績だけで志望校を決めない方がいい理由を4つほどお話しします。
合格実績がいいからといって進学できるとは限らない
合格実績がよければお子様も進学できると思われるかもしれませんが、そうとは限りません。
一部の頭のいいグループだけが実績を出している場合、そこに入学してもなかなかいい結果は出しづらいです。以下でどのような場合があるかお話しします。
こういった高校を志望される時には一度は考え直していただきたいものです。
中高一貫校で中学入学の生徒の実績がほとんど
中間一貫校で中学、高校どちらからも入学できる高校は非常に多いです。
そういった高校では、中学入学勢と高校入学勢で実績に大きな差があることがあります。
また一般的に中学入学勢は大学受験に向けての勉強を沢山できるので、実績が良いことが多く、高校全体の合格実績のほとんどを中学入学勢だけで出していることがあります。
まるで中学入学勢と高校入学勢で別の高校のようです。
そういった高校に高校から入学してもいい結果は残しづらいでしょう。
特進コースの実績がほとんど
これも先ほどと同じような理由です。
特進コースがある場合(または選抜コースなどに準じるものがある場合)も注意が必要です。
特進コースでは優秀な学生を集めて集中的に大学受験勉強をやらせることで優れた合格実績を出しています。
それを学校全体の実績として公表していますが、特進コースに入っていない生徒はいい結果を残せていません。注意が必要です。
進学校でも上位層にいないと一流大学には進学できない
これはデメリットではなく当たり前のことです。しかし認識が甘い方が非常に多いのでお話しておきます。
どんな進学校でも(灘、開成、筑駒などは除いて)東大、早慶などの名門校への進学率は上位数十パーセントです。
ということは進学するためにはその上位層にいないとなりません。
広い範囲から優秀な生徒が集まった進学校での上位ですから簡単なものではありません。進学校に入ることはゴールではなくスタートラインに立っただけのことなのです。
大学付属高校の方がいいこともある
大学受験は、中学受験勢高校受験勢がともに受ける最大の受験です。
中学から一貫校に入学している子はすでに多くの時間を大学受験勉強に費やしており、高校受験勢は不利です。
そういった状況で競い合い、名門大学に入学するのは並大抵の努力ではできません。
私がよく進路面談の際に、一度お考えいただくようにお話ししていたのは大学付属高校のことです。
高校受験は大学受験に比べ簡単な試験です。そこで大学付属校に入るのは進学校に入ることと同じくらいの難易度のことが多いです。
大学受験は難しいので進学校に進学して、大学受験を頑張ったところで名門大学に進学できるとは限りません。大学付属校からそのまま大学に上がった方が結果としていい大学に進学できることが非常によくあるのです。
そこはお子様の学力とやる気を見て決めることですが、下手に進学校に行くよりは大学付属に進学した方がいい大学に進学できることもあることは覚えておいてくださいね。
雰囲気が合わない
進学校は周りの生徒のレベルが高く、お互いに切磋琢磨し高め合うことで学力が向上します。
すこしでも勉強をサボると一気に順位は一番下まで下がってしまいますし、頑張ってもなかなか順位は上がりません。
そういった環境に刺激を受けて頑張れる子なら進学校はおススメです。
しかしそういった環境が苦手で、ずっとトップに立っていたい子も沢山います。
どちらが良い、悪いという話ではないのですがお子様のタイプにあった高校に進学することで勉強のモチベーションを上げることができます。
そういった意味でもただ難しい高校に進学するよりも、自分にあった高校に進学する方がいいと言えます!
学校の課題が多すぎる
中堅レベルの進学校に多い話なのですが。。。
学校側が生徒に沢山勉強をさせて学力を上げるために、授業をパンパンに入れて課題を大量に出すことがあります。
確かに勉強時間こそ取れますが、そんな全体に向けた課題をずっとやるより、自分の学力を把握して自分に合った勉強をした方が何倍も効率はいいです。勉強のコツ
しかも授業や課題の質が悪いことも多く、塾で勉強した方が絶対いいことも多いです。しかし学校の課題の量が多くて塾に行けなかったり、塾の課題をこなせなっかたりします。最悪ですね。
そこまで勉強させれば効率が悪くとも一定の合格実績が出るので進学校に見えるのですが、そういった高校に行くなら自分でもっと効率の良い勉強をした方がいいですよね。そういった観点でも注意が必要です。
まとめ
以上、難関校に進学すべきでない理由についてお話ししました。
仰々しいタイトルをつけてしまいましたが、基本的には進学校に志望して構わないと思います。
しかし、大学進学を考えると学力的に行ける最難関の高校に進学することがベストでないこともよくあるのです。
ただ偏差値だけで決めるのではなく、1度はお話ししたことを考えてもらってよく話し合い、お子様の将来のためにベストな選択をしていただきたいです。
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家庭教師としてこれまで指導してきた子を全員志望校に合格させてきました。
受験で志望校に合格するためには、お子様とご両親が正しい考え方で長期的な戦略を立てること、そして入試で1点でも多く点数を取るためのテクニックを身につけることが大切です。
しかし、そういった実戦的なコツは塾では教えてくれません。
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