家庭教師で生じがちなトラブルと避けるための方法【家庭教師が教える】

家庭教師

家庭教師を雇う時に怖いのがいくつかのトラブルが生まれることですよね

トラブルが生まれると金銭的に損をすることもありますし、結果的にお子様の成績が全く伸びないということもあります。また、自ら問題を解決しなければいけないので精神的にも参ってしまいますよね。

家庭教師を雇うことでお子様の成績が上がるかどうかは先生と良い信頼関係が築けるかで大きく左右されてきます。

そこで今回は現役家庭教師の私が家庭教師を雇う際に生じがちなトラブルとそれを避けるための方法を紹介します。

今回はご家庭側から感じる問題点だけでなく、教師側から感じる問題点も紹介します。実は教師側からも言い出せなくても不満に思っていることがあるのです。

教師側から見た問題点を解決することもお子様の成績アップにつながります。問題ないと思っていても1度目を通して確認してみてくださいね!

家庭教師を雇う前、現在雇っている方には1度見て欲しい記事になっています。この記事を読めば、トラブルなく家庭教師を雇うことができますよ!

家庭側から見たトラブル

始めに紹介するのは、ご家庭側から見たトラブルです。大きなトラブルからちょっとした不信感を感じる事例まで解決策を紹介します。

高額な教材を買わされる

未だになくならないのが高額な教材(50万ほど)を購入させられる事例です。

「うちの授業はこの教材じゃないと~」など適当な理由をつけて高額な教材を購入させられます。

もちろん教材なんてたかが知れているので50万の価値のあるものではありません。そういうビジネスをしている会社が残念ながらあるのです。

解決策

高額な教材の話が出たら、その会社からの指導を受けることはやめましょう。
何十万もの高額な教材を購入しなければいけないなんて馬鹿げています。

他にちゃんとした家庭教師センターがたくさんあります。他の家庭教師センターから紹介してもらう様にしましょう。

管理人
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ちなみに・・・

授業料が安すぎるところはちょっと疑った方が良いかもしれません。1時間1500円とかですね。授業料ではどうやっても利益出ないので、高額な教材を購入させることがあります。

成績が上がらない

高いお金を払って家庭教師を雇ったのに、成績が全く上がらないという事態も起こります。

成績を上げることを期待して雇ったのに、全く上がらないとなると不満を感じてしまいますよね。

解決策

先生とお子様、ご両親で話し合いましょう。

成績が上がらない原因は授業のせいだけでなく、お子様の勉強態度にあることもあります。まずは何が原因なのか、そして何をすれば改善できるのかを明らかにしましょう。教師側と家庭側で見解を一致させることは、成績を上げるためにも必要不可欠です。

家庭教師を雇うと勉強に関することを全て丸投げしてしまう方が多いのですが、それではいけません。教師とご家庭で一致団結して成績を上げるという意識を持って、積極的に関わっていきましょう。まともな家庭教師ならその方が嬉しいです。

管理人
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本当に教師がお子様の成績を上げたい場合は、ご家庭からのサポートも不可欠です。夜にスマホをいじっていて寝不足で授業に集中できないという状況では成績の上げようがありません。

時給に関するトラブル

仲介業者を通している場合は起きないのですが、個人契約の場合は時給や様々な費用に関するトラブルが生じることもあるかもしれません。

お金に関するトラブルは最も避けたいことですよね。

解決策

授業を依頼する前に、しっかりと明確な合意を取る。

家庭教師の個人契約では契約書を用意しないことが多いでしょう。その場合でも、メールなどの文章として残る形

  • 時給
  • 交通費
  • 遅刻や延長の際の授業料
  • 支払い方法

などを明確に確認しましょう。また、後で教師側から感じるトラブルとしてお話ししますが、直前のキャンセルや授業時間を変更する際にはトラブルが生じがちなので、その際の対応も事前に合意を取っておくことをお勧めします

遅刻や延長のトラブル

いつも遅刻してきたり、授業を延長されて後の用事に支障が出ているという授業時間に関するトラブルも生じがちです。

ご家庭側としては、教師を迎えいれる準備をしなければいけないので遅刻などはやめて欲しいですよね。

解決策

授業時間に関することもしっかりと伝えましょう。ただ、多少の遅刻は許してください。

あまりに遅刻がひどい場合や延長が多い場合は、授業時間に関して話し合いましょう。延長が多い場合は、通常から授業時間を増やしてもいいかもしれません。

家庭教師に教えてもらっているという意識を持つ方が多いですが、料金を払っているのはご家庭側です。要求すべきことは遠慮せずに要求しましょう。

家庭教師はお子様の見本となるべき存在です。遅刻を咎めて機嫌を悪くするような教師だったら変更したほうが絶対に良いです。

ただ、バスなどを使ってご家庭に伺う際は時間通りに到着するのがほぼ不可能です。道が渋滞しているとどうしても遅れてしまうこともあります。30分前から家の前で待っているということもできないので、状況によっては多少の遅刻は理解してもらえると助かります。

真面目に指導してくれない

「先生はいつも問題を解かせるだけでスマホをいじっている」

こういった先生の授業に関する不満もあるかもしれません。もちろん、自分で解かせる時間も必要なので、全てが悪いとは言いませんがあまりにやる気がなさそうに見えると疑問に思ってしまいますよね。

解決策

先生とお子様、ご両親で話し合いましょう。

単に先生のやる気がないのか、それとも訳があってずっと問題を解かせているのか原因は様々です。

ご両親が全く授業に関与してこないと、段々とやる気がなくなって授業が適当になるということもあります。定期的に授業や学習状況に関する話し合いを行って先生に圧力をかけましょう。(もちろん良い意味で)

意識が低い家庭教師だと、何も言わなければ「成績を上げなくても適当に勉強を教えていればいいか」と思ってどんどん授業が適当になります。それを避けるためには

  • 成績を上げて欲しいことをしっかりと伝える
  • ご両親も一緒に頑張る姿勢を示す

ということをして頂けると教師側も本気になるはずです。(成績を上げるためにはご家庭からのサポートも不可欠です)

管理人
管理人
生徒にやる気がなくて、ご両親からも何も言ってこないと段々授業が適当になる教師もいます。それを防ぐためには圧力をかけましょう。ただ、生徒にやる気がないのに圧力をかけられても困るのでご両親も一緒に関わっていただけると嬉しいです。

家庭教師側から見たトラブル

さてここまではご家庭側から見たトラブルを扱ってきましたが、ここからは教師側から見たトラブルをお話しします。

ご家庭側からするとトラブルとは感じていないと思いますが、教師側から不満に感じる点はいくつかあります。こういったトラブルを解決しておくことが、お子様の成績を上げることに繋がります。ご家庭側から気を遣っていただけるとすごく嬉しいです。

生徒にやる気がなさすぎる

経験的には家庭教師を行う際に半分くらいのご家庭でよくあるトラブル(?)です。

宿題は毎回やらず、授業中に解かせようとすると寝始める。こういった状況が頻発します。

ここまでひどい状況ではなくとも、宿題が毎回全部終わっていなかったり、授業中にぼーっとしていたりということは多く見受けられます。

本人に全くやる気がない状態で家庭教師に丸投げしても成績が上がることはほとんどないでしょう。せっかく高いお金を支払って雇っているのですから成績が上がらない事態は避けたいですよね。

解決策

先生とお子様、ご両親で話し合いましょう。

やる気がない子のやる気を出させるのも家庭教師の仕事の1つではありますが、数時間の授業でやれることには限りがあります。家庭教師とご両親が一体となってお子様の勉強の面倒を見なければいけません。そのためには定期的に3者で話し合い、方針を決定しましょう。

直前のキャンセルとそれに伴う給与

たぶんトラブルらしいトラブルとしては1番起きやすいのが、直前キャンセル時の給与の扱いです。

管理人
管理人
授業をするために時間をかけてお宅へ。インターホンを何度押しても反応なし。連絡をすると、30分後に電話が。「すいません、忘れてました~!」

こういった事態は1年も指導してれば1回は起きます。それ自体は慣れているので構いませんが、問題は給与の扱いです。

皆様はどうされますか?

解決策

最低でも交通費は払って欲しい。できれば全額とはいかなくとも1時間分の時給も欲しい。繰り返すようなら全額払って欲しい。

これは私の意見ですが、たぶん皆さんこれくらい思っていると思います。

最低でもお宅まで往復しているわけですから交通費は欲しいです。また、ある程度はお宅の前で待つのでその分の時間拘束されます。往復の時間もかかります。

「授業がないなら、その分暇になるから良いじゃないか」という意見があるかもしれませんが、もともと授業がないと分かっていたなら他の子の授業を入れられますし、授業のために時間を空けているわけなので直前キャンセルはまた話が違ってきます。

あまりに直前キャンセルや時間の変更が多い場合は収入が大きく変動することになるのでできれば他の家庭を指導することも考えます。ただ、全額授業料をいただければOKです。(仕事なので)

管理人
管理人
特に個人契約だと直前キャンセル時の給与の扱いについては明確に定めていないことがほとんどでしょう。必ずしも払うべきではないんですが、良い関係を築けるように気持ちを汲み取って対応して頂けるとすごく嬉しいです。

「年に1回急に体調が悪くなってキャンセル」だとお金を頂けなくてもまだ納得できますが、「毎月子供の気分が乗らないからキャンセル(本当にこういう例はあります)」では全額頂かないと納得できません。明確に定めていなくても気を遣っていただけると教師側も授業にやる気が出ます。

まとめ

今回は家庭教師を雇う際に生じがちなトラブルとその解決策をお話ししました。

トラブルを生じることなく、お子様の成績を効率よく上げるためには次の2つのポイントが大切です。

  • 勉強については丸投げするのではなく、ご両親も一緒に関わる
  • 良い関係を築けるように少し気を遣う。(要求すべきことは要求する)

この2つのポイント、特に最初のポイントが私は家庭教師を雇う上で非常に大切だと感じています。

それさえ意識して頂ければ、大きなトラブルが生じることはないはずです。

ABOUT ME
アザラシ先生
中学時代は週7回の部活をこなしながら、定期テストでは480点以上で学年1位。模試でも全国1位を取り、最難関校に合格。 塾講師、家庭教師として中学生に正しい勉強法を教えることで成績アップに導いています。
アザラシ塾とは

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アザラシ塾は家庭教師の管理人がたどり着いた本当に結果が出る定期テスト対策や高校受験対策を伝えるブログです。このブログを見た1人でも多くのお子様の成績を上げることを目指しています。


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